レンジローバーがイヴォークのスペシャルモデル「ランドマーク」を発表。
これはイヴォークの生産開始6年、生産台数6万台(ヘイルウッド工場のみ)を記念したモデルですが、「ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショー(馬のショー?)でデビューする、とのこと。
ボディカラーはモレーン・ブルーとユーロン・ホワイト、もしくはコリス・グレーとなり、グリル、フェンダーベント、ルーフ(ブラックに見える)、モデルネーム、アルミホイールがグレー仕上げに。
よってコントラスト弱めで上品なカラーリングになると思われますが、これまでのスペシャルエディションとはまた違う雰囲気ですね。
このグレーについて、内装だとセンターコンソールトリムにも反映されており、ほか内装での特別装備は中央部がパンチング加工されたグレイン・レザーシート(エボニー)やライト・ルナのステッチなど。
なおイヴォークは現在中国工場でも生産しており、「世界生産」となると相当数を生産していることになりそうですね。
ジャガー・ランドローバーがブラジルに工場を建設。
ジャガー・ランドローバーはすでに中国にも工場を建設し稼働させていますが、中国工場と同じくブラジル工場でもレンジローバー・イヴォーク、ディスカバリー・スポーツを生産するとのこと。
ジャガー・ランドローバーはちょっと前までは死に体の企業だったのですが、タタに買収された後は業績がV字回復。
その牽引役は言うまでもなくレンジローバー・イヴォークで、それによって得た資金を工場建設や新エンジン、トランスミッション、駆動システム、EV関連、安全技術の開発へと積極的に投資し、さらなる利益拡大を図っています。
そのスピードと範囲は近年の自動車史にはないほど速く広く、会社の規模を考えると異常とも思えるほどの躍進ぶり。
それだけタタのビジネスが上手だったということですが、ジャガー・ランドローバーは「販売台数の割に車種が少ない」ように思うのですね(ランドローバーは他に例を見ないオフローダー専業のメーカーなので、その集中戦略が良かったと考えられる)。
通常、新たに工場を建設するとなると着工から生産開始まで数年を要しますが、ジャガー・ランドローバーの場合は今までの例を見ると1年程度で軌道に載せており、これも驚愕させられるところ。
おそらく「車種が少ない」ことがこれに関係していると思われますが、とにかくビジネスモデルとしては秀逸といわざるを得ません。