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ただでさえレトロなケータハムが「レトロルック」と称するスーパーセブン”1600”が発売!本国価格は425万円

2020/04/11

| おまけにダッシュボードは”世界でもっともクラシック” |

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最近はフェラーリやマクラーレン、ポルシェも「レトロな」限定モデルを発表していますが、今回はケータハムもレトロルックな「スーパーセヴン1600」を発表。

もともとスーパーセヴンそのものが「レトロ」なクルマではありますが、今回はさらに1970年代まで時を巻き戻し、「当時の、モターリゼーション華やかりし日のセヴンを再現」したとコメントしています。

搭載されるエンジンはフォード製の「シグマ」4気筒、出力は135馬力。

トランスミッションは5速マニュアル、駆動輪はもちろん後輪のみ。

内外装は「ひたすらレトロ」

このスーパーセブン1600最大の特徴は「ウイングフェンダー」。

コクピットから前方へと伸びるこのフェンダーが「まさに70年代」なわけですね。※ただし、当時は評判がよくなかったらしい。現行ケータハムの多くは「サイクルフェンダー」を採用。

見たところタイヤもレトロなトレッドを持つようですね。

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なお、この部分だけ見ると「キャブ仕様」ですが、実際はインジェクション仕様だそう。

それでもアクセルを踏み込むと、凄まじい吸気音を聞かせてくれることになりそうです。

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ホイール(レトロなので小さめの14インチ)は「ミニライト風」デザインを採用し、ボディカラー同色、もしくはゴールドが選択可能。

ボディカラーにはヴィンテージ調の「レーシンググリーン」「カリビアンブルー」「タスカニーレッド」「サクソニー・グレイ」「セレンジェッティ・オレンジ」「ボルドーレッド」「オックスフォード・ホワイト」が用意されています。

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インテリアはレザー張り(一部オプション)、そしてステアリングホイールはウッド製が採用され、高級さすら感じますね。

メーター類は「スミス製」。

ケータハムいわく、”世界で最もクラシックなダッシュボード”。

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ケーターハムの創業者、グラハム・ニアーンはもともと1959年からロータスディーラーを営んでいたという背景を持っていますが、1973年にロータスが「ロータス・セブン」の生産を終了させる際にその生産権利一切を引き継いで「ケータハム・カーズ」を設立しています。

そこからは独自の改良点を盛り込んだシリーズを展開して人気を博し、しかしケータハムの経営権はその後2005年に、元ロータスの経営陣の一人であったアンサー・アリ氏を筆頭とする投資グループへと売却され、面白いのはその後に「チーム・ロータス(F1)」に買収されたこと。

このチーム・ロータスは乗用車を販売している「ロータス・カーズ」とは全く別の組織であり、その名称を巡ってややこしい自体に発展しているものの、「ロータスから売却されたセブンがまた(もとのロータスとは違いうけれど)ロータスに戻った」ということになりますね。

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今回発表された、ケータハム・スーパーセブン1600の価格は33,495ポンド、邦貨換算だと約425万円。

けっこうな価格ではあるものの、英国の自動車における「歴史」を手にできると思えば、この価格も安いものかもしれません。

https://www.youtube.com/watch?v=kdXn_VzeA1A&feature=youtu.be

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VIA:CATERHAM

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