| 新たなワンオフモデル登場。その名も「MSO R」 |
この記事のもくじ

マクラーレンがそのカスタム部門、「MSO=マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ」にて製造した「MSO Rクーペ」「MSO Rスパイダー」を公開。
両方共エンジンは3.8リッターV8ツインターボ、688馬力という仕様で、なんと二台一緒に一人のオーナーへと納車されるもの。
エンジンは少量が販売された「マクラーレンMSO HS」と同じ出力となるものの、内装や外観に少し差異があるようですね(とくにリアウイング)。
関連投稿
マクラーレンが限定車「MSOカーボンシリーズLT(MSO HS)」発表。標準+2000-3000万円増しと思われるも既に完売
マクラーレンが新たなMSO HSの画像を公開。ボルケーノ・オレンジ+カーボン仕様
両車ホイールは同じ「ブラック」ながらも光沢の差を設けるなど美学が光る
マクラーレンはMSOによるカスタムカーの作成を加速させる意向を示しており、ボディカラーや内外装の素材だけではなく車体のデザインまで大きく標準モデルから変更することも可能。
今回もルーフ上のインテーク(シュノーケル)やフロントバンパーのカナードなど、ベースとなる650Sとは大きくアップデートされていますね。

ボディパネルはすべてヴィジブル・カーボン製で、そこへ「リキッドシルバー」をペイント(ヴィジブルカーボンに色をぬるのはもったいないが、それをあえてやるのがイイ)。
マクラーレンの「カーボン」の追加っぷりはハンパではなく、ドアミラーのステー、フロントウインドウ下部のカバー(ワイパーのあるところ)までもがヴィジブルカーボン。
価格については不明ですが、「MSO HS」の価格が6000万円程度と言われるので、完全ワンオフとなるこのモデルは「それ以上」であることは間違いなさそう。

内外装ともにレッドのアクセントが用いられ、ウイングやスポイラーにはレッドのストライプが入ります。

サイドステップ、ほかにも「MSO R」のロゴ。
650S/675LTだと、ここは立体のモデルネームが付与されるところですが、これは平面(デカールの上にクリアペイント)。

エキゾーストシステムはチタン製。

ホイールについては両車とも同じようにみえるものの、MSO Rクーペはサテンブラック、MSO Rスパイダーはグロスブラック仕上げ、と細部に至るまでこだわりも発揮。

エンジンルームもカーボン多数。
「MSO R COUPE」の文字が見えますね。

リアウイングは二弾構造になっていることがわかります。

マクラーレンMOS Rクーペ/MSO Rスパイダーの内装はこうなっている
内装には専用バッジ。
1第のみの生産なのでシリアルナンバーはナシ。

インテリアはカーボン+アルカンタラで、ステッチはブラック。
ステアリングホイールの上部と下部はカーボン、左右のグリップ部はアルカンターラ仕上げとなっています。

ステアリングホイールにはセンターマーク入り。

マクラーレンはかなりこういった「ワンオフ」事業に力を入れていますが、その顧客は「複数買い」するのも一つの特徴。
フェラーリやランボルギーニとはまた異なる客層をもっていそうですね。