| ランキング上位モデルのほとんどは「限定」もしくは「購入制限」があって”現実的に買えない”クルマ |
Motor Sportがランボルギーニ・ウラカンEVOを仏マニクール・サーキット(GPコース)へと持ち込んでタイムアタック。
記録したタイムは1:49.92で、市販車に限るとこれは「歴代9位」という数字です。
「9位」と聞くと「なんだあんまり速くないじゃない」という感じですが、1位から8位までを見てみると錚々たる顔ぶれが並び、9位であっても相当なものだ、と思えるポジションとなっています。
マニ・クール・サーキットのランキングTOP10はこうなっている
こちらがマニクールの上位10台(Motor Sportの計測による)。
これを見ると5位のランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ、9位のウラカンEVO以外はすべて限定モデル、もしくは購入制限があるモデル。
しかしながらウラカン・ペルフォルマンテ、ウラカンEVOは通常モデルとしてラインアップしており、お金をもってディーラーに行きさえすれば購入できるクルマです。
1.マクラーレン・セナ・・・1:42.99 2.フェラーリ488ピスタ・・・1:44.90 3.ポルシェ911GT2 RS・・・1:47.16 4.ダラーラ・ストラダーレ・・・1:47.36 5.ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ・・・1:47.52 6.マクラーレン675LT・・・1:48.00 7.マクラーレン600LT・・・1:48.39 8.マクラーレン600LTスパイダー・・・1:48.84 9.ランボルギーニ・ウラカンEVO・・・1:49.92 10・ポルシェ911GT3 RS・・・1:50.36 |
つまりは「誰でも(お金があれば)買える」クルマでこのタイムを記録したというのは非常に大きな意味があり、かつ、一時は「ニュルブルクリンク最速」王座に就いたウラカン・ペルフォルマンテのわずか1秒半落ちというタイムは「立派」だと言って良さそう。
なお、ウラカンEVOはウラカン・ペルフォルマンテ同様の「5.2リッタ0ーV10、640馬力」エンジンを搭載。
ウラカン・ペルフォルマンテ最大のウリでもある「アクティブエアロ=ALA」こそ導入されていないものの、ウラカン・ペルフォルマンテにはない「リアアクスルステアリング(4WS)」を持ち、大きくコーナーでの回答性を向上させたクルマ。
おそらくは”ウラカンのフェイスリフト版”たるウラカンEVOにも「ペルフォルマンテ」に相当するハイパフォーマンスモデルが登場すると思われますが、こちらのパフォーマンスは当然ながらウラカン・ペルフォルマンテを超えるはずで、ニュルブルクリンク含む各サーキットにて記録するタイムが楽しみですね。
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ちなみに4位に入っているの「ダラーラ・ストラダーレ」とは、レーシングカーコンストラクターであるダラーラが発売する「公道走行可能なレーシングカー」とも言えるクルマ。※ウラカンGT3、ウラカン・スーパートロフェオもダラーラが手掛けている
出力こそ400話力にとどまるものの、徹底された軽量化によって車体重量はわずか855キロ、発生するダウンフォースはマクラーレン・セナの800kgを超える820kg。
まさにサーキットウェポンと呼ぶにふさわしいクルマです。