
| まさかこんな仕様のマクラーレン・スピードテールが存在するとは |
さて、様々なスーパーカーやハイパーカーを独自の視点から紹介してくれる女流ユーチューバー、スーパーカーブロンディさん。
今回は「製造番号2番めの」マクラーレン・スピードテールのレビューを公開しています(いつになくハイテンション)。
マクラーレン・スピードテールはかの「マクラーレンF1」の後継とも言えるモデルで、サーキットでのタイムよりも最高速(402km/h)を追求したハイパーカー。
よって他のマクラーレンとは異なる、空力重視の流線型ボディが大きな特徴です。
まだ納車前、ナンバーの付く前の個体
なお、このマクラーレン・スピードテールは「納車前」。
よってインテリアの各部にはカバーが残ったままとなっています。

そして各部をチェックしてゆきますが、このリアエンドは柔軟性があり、速度によって「しなりながら持ち上がる」特殊な構造を持っています(マクラーレンによると、航空機由来の技術なのだそう)。※経年劣化で塗装が硬くなり、動作時に割れたりしないかは心配
なお、高速安定性を向上させるために車両後部は大きく延長され、全長は約5.2メートル(ラージサイズのサルーンやフルサイズのSUVくらい)。

こちらはテールが持ち上がっていない状態。

リアには「SPEEDTAIL」のバッジ。
これを装着しないオーナーも多く、むしろ装着しているほうが珍しいくらい。

ホイールは相当に珍しい「ポリッシュ」。※150万円のオプション

フロントにはホイール(エアロ)カバー。

塗装にはなんと本物のダイヤモンドを砕いて混ぜている、とのこと(1500万円くらいのオプション)。

画像ではわかりにくいのですが、リアセクションに設けられたホールからエンジンベイを除くと、24K張りとなっていることがわかります。
なお、このリアフードは開閉ができず、マクラーレンのファクトリーでのみ取り外しができるようですね。

そしてリアディフューザー表面、テールパイプ周辺も「金張り」。
ゴールドを使用するのは放熱効果が高いためで、これはマクラーレンF1から脈々と続く(マクラーレンの)伝統であり、そして中東のオーナーは非常にこの仕様を好む、とも言われます。※この車両の場合は金張りに370万円ほどかかっているらしい

スピードテールのキーはほかのマクラーレンとは異なる形状。

リアトランクは小さい!

フロントのマクラーレンエンブレムはカーボン製TPT(カーボンを積層し、そこから加工している。リシャールミルの腕時計のケースと同様の素材)。
ここはシルバーやゴールドも選べる、と以前に公開されています。

こちらは専用のカスタムバッグ。

車載工具は金メッキ!
スナップオン製とのことですが、恐ろしく高価なのでしょうね(マクラーレンF1はチタン製だった)。

その後はコクピットに乗り込んで・・・。

実際に走行。
このマクラーレン・スピードテールはドバイにあるエキゾチックカーショップにデリバリーされたもので、販売価格は4億円、とのこと。

参照: Supercar Blondie