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ミニ・クラブマンが初のフェイスリフト!よりクラシックミニに近く、より英国調に

投稿日:2019/04/17 更新日:

どのブランドもつきつめればその「ルーツ」に立ち返る

ミニ・クラブマンが2015年のデビュー以来、はじめてのフェイスリフト(マイナーチェンジ)。
ミニ・ハッチバック同様に細部のアップデートにとどまり、大きな変更はないようではありますが、よりクラシックミニっぽく、より英国調に。
ここでその変更の内容を見てみましょう。

ライティングの変更がフェイスリフトの目玉

まず外観だと、フロントグリル内側が「全部グリル」に(これまでは下半分がヌケてなかった)。
「ミニ・クラブマン」だと上から下までがルーバー状パーツとなり、「ミニ・クラブマンS」「クラブマンSD」だとハニカム形状に。

そしてミニ・クラブマンでは「ハロゲンヘッドライト」が標準となりますが、そのインナーは「ブラック」に。
オプションのLEDヘッドライトを選ぶと新形状の「リング」がデイタイムランニングランプとして発光し、そしてアダプティブLEDヘッドライトを選べばオートマティックハイビームとアクティブコーナリングランプが追加されることに。

なお、これもオプションのLEDフォグランプを選択すると、ヘッドライト内部のリングの代わりにこちらがLEDデイタイムランニングランプとして機能するようになる、とのこと(内部が3D形状に)。

リアだと標準にてLEDテールランプが与えられ、「ユニオンジャック」テールランプはオプションにて選択可能。

ホイールも新デザインが追加となり、これは見たところ「ユニオンジャック」をイメージしているようですね。

ボディカラーも一部が変更され、インディアンサマーレッドメタリック、ブリティッシュレーシンググリーンメタリック、エニグマティックブラックメタリックが追加。

ドアミラーはこれまでの「球」に近い形状から、中央部にシャープな「折り目」が二本入ったデザインに。

「MINI」エンブレムは新デザインのシンプルなタイプに。

機能面の変更については「スポーツサスペンション」が選択でき、これを選ぶと車高が10ミリダウン。
オプションで2モードアダプティブダンパー(コンフォートとスポーツとで変更可能)も設定されるようですね。

新型ミニ・クラブマンのインテリアはこうなっている

新型ミニ・クラブマンの内装も大きくは変わらず、しかし細部がアップデート。
インフォテイメントディスプレイはこれまで通り6.5インチが標準ですが、オプションで8.8インチが選べるように。

オプションにて選べるレザーのカラーはモルトブラウン、インディゴブルー、サテライトグレーが追加される、ともアナウンスされています。

エンジンについては(規制の厳しい)欧州だと1.5リッター3気筒ガソリンターボでは97馬力と134馬力、2リッター4気筒ガソリンターボは189馬力。
ディーゼルは1.5リッター3気筒が114馬力、2リッター4気筒が144馬力と188馬力というラインアップです。

なお、最近の欧州車は「欧州市場向けは排ガス規制の関係でパワーダウン」し、しかしアメリカ向けは「フルパワー」の場合が多い模様。

これはユーロ7への対応等が理由だと思われますが、ますますガソリンエンジンへの締め付けが厳しくなっているということが実感できますね。

今回のフェイスリフトに応っては、そのグリル形状が「クラシックミニに近く」、そしてホイールやテールランプ、シート(ヘッドレスト)にユニオンジャックが取り入れられ、よりそのルーツを強調しているようにも。

ポルシェ911の最新モデルが「さらに空冷世代に近づいたり」、イタリアンスーパースポーツが「イタリアを強く押し出したり」するのと同様の傾向だと言えますが、競争がどんどん激しくなる今日において、歴史のあるブランドはそのルーツを活用することが生き残るのにもっとも有効な方法だということなのかもしれません。

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  • この記事を書いた人

JUN

興味の範囲が広く、猫、小説、映画、音楽、腕時計、クルマなど。 酒、タバコ、ギャンブルは一切しません(ある意味では自分の人生そのものがギャンブル)。 いま欲しいクルマはアルピーヌA110。

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