| ブガッティ・ヴェイロンのオイル交換を自分たちでやってみた |
ディーラーに依頼すると230万円もかかると言われる、ブガッティ・ヴェイロンのオイル交換の様子を収めた動画が公開に。
これはエキゾチックカーを扱うショップ「ロイヤル・エキゾチック・カーズ」がディーラーに頼まずに自分たちでチャレンジしたものとなり、その難易度の高さが話題に。
この動画を見ると「とうてい現代のクルマとは思えず」、設計にあたり整備性は完全に無視されたのではと言ってもいいほど。
ブガッティは現在フォルクスワーゲングループに属しますが、整備製の良さで知られる同社の製品とは思えないほどの「意味不明な設計」であることもわかります。
オイルを抜くのはまだ簡単だが
オイルを抜くにはアンダーカバーを外す必要があり、これは一部のスーパーカーと同様。
ただしドレーンプラグが16個もあり(普通は1個、多くても2個)、この時点でなんだかヤバそう。
ブガッティ・ヴェイロンはその維持費の高さで知られ、タイヤ交換400万円、オイル交換230万円、というのは有名な話。
ブガッティが「タイヤ交換一回400万円」のヴェイロンを維持しやすくする”15年保証”を発表
ブガッティVGTの維持費が一部公開。オイル交換200万円、タイヤ交換1100万円(ヴェイロンは400万円)・・・。
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タイヤ交換だけで400万円。ヴェイロンの維持費はこれだけ必要(動画あり)
普通のクルマだとオイル注入はエンジンルーム内の「オイル注入口」からそのまま行うので何も外す必要はありませんが、ヴェイロンにはそのオイル注入口が存在せず、リアカウルを外すことに。
しかもそのリアカウルを外す方法がこれまた面倒で、それを取り付けているビスのほとんどが「見えないところに」。
つまりブガッティ・ヴェイロンはリアカウルそのものが「開かない」ということなのかもしれません(たしかに開いているのは見たことがない)。
車体の上に乗ったり、車体とアンダーパネルとの間に潜ったりしてなんとかカウルを外そうと試みます。
これがカウル、そして周辺パネルを外した状態。
こうまでしないとオイルを注入できないクルマというのは(他に)まず無いと思いますが、ブガッティ・ヴェイロンの場合は「こうしないとオイルを入れることができない」ということですね。
なおヴェイロンの「4ターボ」エンジンは相当に発熱量が大きく、よってオイルの交換インターバルが短かったり、オイルの消費も激しいと思われるものの、その度にこんなことをしなくてはいけないのかと思うと「プライベートジェットのほうがヴェイロンより維持費が安い」というのもちょっと納得。
そしてまだ外さないといけないのか・・・。という表情。
なお、この後エアクリーナーを交換していますが、その際にリアウイングの油圧系に「オイル漏れ」を発見。
修理費用は当然オイル交換の比ではなく、とんでもない金額が必要となりそうです。
それでは動画を見てみよう
こちらが「思ったより何度が高かった」ブガッティ・ヴェイロンのオイル交換チャレンジ動画、「Bugatti Veyron $21K Oil Change ?.. Ehhh, I'll do it Myself !」