
| リアカウルを外しただけでこれだけ目立つクルマもほかにない |
さて、ブガッティ・ヴェイロンのオイル交換動画を公開し、一躍その名を知られることになったアメリカ西海岸のショップ、ロイヤリティ・エキゾチック・カーズ(Royalty Exotic cars)。
同ショップはこれまでにもヴェイロンを4WDから2WDへとコンバートしたことがあり、比較的ヴェイロンには親しんでいる模様(ヴェイロンを弄ろうというショップ自体がかなり珍しいといえる)。
そして今回、そのロイヤリティ・エキゾチック・カーズはなんと「このほうが目立つしカッコイイんじゃないか」ということでヴェイロンのリヤカウルを取り払い、そのまま走行してみることに。
ちなみにヴェイロンのリアカウルは、一般的なクルマのように、スイッチひとつでパッカンと開くわけではなく、工具を使用して「脱着」する必要アリ。
なお、オイル交換の際にもカウルを脱着しなくてはならず、そのためブガッティに頼むと工賃含めて230万円もかかる、とのこと(これは複数のオーナーが主張しているので間違いない)。
エンジンやサスペンション等が完全丸見え
こちらがリアカウルを外した状態。
エンジンはもちろん、給油口、サスペンション、エキゾーストシステムが「丸見え」。
ポルシェが昔、918スパイダーの開発中に「外装なし」でテストしていたことを思い出します。

後ろから見るとこう。

補機類も丸見え。
とんでもない密度ですべてのパーツが詰まっていることがわかります。

そしていざ走行。
空気抵抗は悪そうですが、放熱性を考えるとこのほうが良さそうでもありますね。

どんなカスタムカーよりも目立つかもしれません。

ブガッティ・ヴェイロンは整備にコストがかかるクルマとして知られる
ブガッティ・ヴェイロンは「市販車ではじめて1000馬力、そして時速400km/hを突破したクルマ」として知られますが、そのために車体構造はもちろん、多くのパーツは専用に。
よって非常にパーツのコストが高く、かつ見ての通り「ピチピチに」パーツが詰まっていたりという整備製の悪さからメンテナンス費用が高い車として知られます。
加えて、異常なパワーや8リッターW16クワッド(4)ターボという発熱の大きなエンジンのおかげでタイヤ含む消耗品の交換サイクルも早く、尋常ではない維持費がかかるようです(さらにガソリンがあっという間に無くなってしまい、発売当初はガス欠になるヴェイロンが多数登場した)。
よって、この先ヴェイロンの中古価格が下がり、「買える」価格になったとしても、まず「ちょっとやそっとの財力では」維持できないのは間違いなさそうですね。
【動画】ブガッティ・ヴェイロンを2台所有するオレが維持費を語るぞ。オイル交換は毎年275万円、タイヤは2年に一回で415万円、ホイール交換は1.6万キロごとに550万円だ
VIA: Royalty Exotic Cars