
| ランボルギーニは労働環境の改善になみなみならぬ力を注いでいる |
ランボルギーニが7年連続にて「トップエンプロイヤー(優秀雇用企業=ホワイト企業)」に選出された、と発表。
これは毎年「トップ・エンプロイヤーズ・インスティテュート」にて選考がなされるもので、雇用状況について高い基準を満たした企業のみにこの称号が与えられることになります。
ランボルギーニは昨年にウルスのデリバリーを本格化させていますが、そのために建設した新工場の優れた環境がまず評価を受けることに。
加えて好調な業績により、5年前に比較して従業員が62%増え、今では1800人となったこともまた高評価。
さらには従業員のスキルアップに取り組んでいるということも優れた企業だという判断をくだされる要因とになり、こういった「雇用や労働環境、成長という総合評価」によってキング・オブ・ホワイト企業という称号を頂戴したということになります。
従業員間のジェネレーションギャップも縮小
そしてランボルギーニによると「従業員間のジェネレーションギャップを縮める」ことにも注力しているといい、現在は従業員の60%が21歳から39歳に集中。
これによってコミュニケーションがスムーズになり、情報やスキルの伝達がより効率的になっている、とのこと。
そのほか男女間の賃金格差ゼロ、産休や育休の充実にも努めていて、「働きやすい」環境づくりには最大の努力を行っていると述べています。
ちなみにぼくがランボルギーニ本社を訪問した際に感じたのは「女性がたくさん働いている」ということで、工場の人に話を聞いてみても高いモチベーションを持っていることがわかり、それはたとえば結婚するときには「ランボルギーニを貸してくれる」といった給与面以外での待遇の良さがあるようで、離職率もかなり低そうなイメージ(ちなみに縫製ラインは男子禁制で女性のみの聖域)。
なお、イタリアでは「退社後の時間を有効に使いたい」人が多く、そのため自宅の近くで働きたいという人が多いそうですが、そのためにランボルギーニの工場で働いているのは「ほとんどが地元の人」だそう。

ランボルギーニは「レゴ(LEGO)」とも提携
そしてホワイト企業受賞に加えて発表したのが「レゴテクニックとの提携」。
実はランボルギーニとレゴとが提携するのは「初」だそうで、これはちょっと意外な事実(ちょっと前にはガヤルドのレゴが発売されていたように記憶しているが、これはレゴ”テクニック”ではなかったのかも)。
ランボルギーニが属するフォルクスワーゲングループにおいては、ポルシェとブガッティがレゴとの協力関係にあることで知られますが、ここにランボルギーニが加わるということになりますね。
”ランボルギーニ×レゴテクニック”最初のシリーズは2020年夏に発売される1/8スケールとなる予定で、これは「レゴテクニック・アルティメイト(LEGO Technic Ultimate)」シリーズとしては(ポルシェ911GT3RS、ブガッティ・シロンに続く)第三弾。
現時点でどのモデルが「レゴ化」されるのか公表されていないものの、レゴオンラインストアでは6月1日から、レゴストア(実店舗)では8月1日から購入が可能になる、とアナウンスされています。

VIA:Lamborghini