
| 見たところ、これまでのブガッティのモデルとはずいぶん違うデザインを持つようだが |
様々な可能性が囁かれるも、とにかくブガッティからの正式発表を待つしかない
さて、新型ポルシェ911GT3 RSなど多数のニューモデルが発表される予定のモントレー・カー・ウィークですが、その開催直前となりブガッティがナゾの新型車のティーザー動画を公開することに。
このティーザー動画では横方向に4本のバーを持つヘッドライト、およびその周囲が映し出されるのみであり、これがどういったモデルなのかは一切不明です。
動画に付されるキャプションは「アイコンをアンロック」というもので、ここからすると過去のアイコニックなモデルへのオマージュモデルか、もしくはこれからのブガッティを象徴するような「未来のアイコン」となるべきモデルなのかもしれません。
この新しいブガッティはワンオフモデルもしくはコンセプトカー?
なお、ここ最近ブガッティを取り巻く状況はあまりに目まぐるしく動いており、まずはリマック傘下に入ったことと新会社「リマック・ブガッティ」の設立。
これによってブガッティはこれまでの「ガソリンオンリー」路線からハイブリッドもしくはピュアエレクトリックへと一気に舵を切ることになると思われ、なんらかのニューモデルの発表を控えている、とも言われていますね。
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そしてもうひとつは最近公式コンテンツによって明かされた「再ブランディング」。
ここでは象徴的なブルーはもちろん、エンブレムや車体へ表示するロゴ、対外的に使用するフォントなどの再定義を行っています。
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そんな中で発表されるブガッティの新型車として考えれるのはまず「ワンオフモデル」。
ブガッティは限られた顧客を対象に、ブガッティからのオファーによってのみワンオフモデルを製作するとしていますが、その第一弾であるラ・ヴォワチュール・ノワールに次ぐ第二弾という可能性もゼロではなさそう。
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そして別の可能性だと、ちょっと前にウワサの出た「超少量生産となるスピードスター(ロードスター)」。
「シロン」はオープンモデルを持ちませんが、しかしオープンに対する要望は少なからず存在するものと思われ、ブガッティとしてはこれに対応するのでは、と言われているわけですね。

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ブガッティが限定99台の「ロードスター」を発売するらしい!ボクとしては過去に計画が凍結された「アトランティック」の復活と見ているが
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そしてもちろん、電動化時代に向けた「エレクトリックモデル」のコンセプトカーという可能性も十分に考えられます。
シロン「後継」モデル発表には早すぎる?
なお、ブガッティは「シロン」の予定受注台数をすべて消化し、あとは注文を受けたシロンを作るだけ。
つまり現在は「売るものがない」状態ですが、このままシロン後継モデルが発表される3年後まで過ごすことはないと考えてよく(受注を取らねば将来の売上と利益につながらない)、したがってシロン後継モデルのコンセプトカーを発表して受注を集める可能性もありそうです。
ただ、そうしたとしても、今から生産にかかるボリードの製造が終了した後の(シロン後継モデルの生産が始まるまでの)数年は「作るべきモデルがなく」、よってブガッティは、全く新規に開発する必要がないようシロンをベースにしたさらなる派生モデルを発売し、それをシロン後継モデルの登場までの間に生産することで会社を維持するのかもしれません。
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ブガッティ・シロンの生産枠は残りあと40台!1年以内に後継モデルを内覧し3年以内に発売開始。なお、ほかにも数台のニューモデルが控えているというが
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そして「けっこう開発が進んでいた」とされる追加バリエーションの「プロジェクト復活」の可能性も否定できず、しかしいずれにせよ、こういった推測が正しいのかどうかは数日後に判明することになるわけで、ブガッティ公式による「ニューモデル発表」を待ちたいところでもありますね。
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ブガッティがツイッターに投下したナゾのニューモデル予告動画はこちら
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— Bugatti (@Bugatti) August 15, 2022
19 AUGUST 2022 | 10:20 PST (17:20 GMT)
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