| スーパーカーやハイパーカーを襲うと「その報復」が怖そうだが、こういった強盗はそんなことを気にしないのかも |
もしも中東の王子が乗るハイパーカーを襲ったりしたら死ぬよりも恐ろしい目にあいそうだ
さて、ロンドンにて白昼堂々、信号待ちするブガッティ・シロンのガラスをハンマーで叩き割り、乗員の持ち物を奪おうとする衝撃の動画が公開。
この様子は複数のインスタグラマーが動画として投稿しており、多くの人が知ることとなっていて、その投稿者の一人、Yianni氏(カーラッピングショップを経営しており、Carwowの動画にもよく出てくる)によれば、現在ロンドンでは同様の問題が頻繁に起きており、スーパーカーやハイパーカーオーナーの間では深刻な問題になっている、とのこと。
ただ、今回の動画では犯行に使用しているスクーターのナンバーもしっかり映されており、一刻も早く犯人が逮捕されることを願わんばかりです。
その事件はこうやって起こった
そこで今回の事件の一部始終を見てみたいと思いますが、こちらは後続車から撮影された映像です。
信号待ちをするブガッティ・シロンの横にスクーターが停止して・・・。
ハンマーにてウインドウの粉砕にかかります(何度かウインドウを殴打している)。
しかしシロンのオーナーは果敢にアクセルを踏んでこの状況を逃れますが、その加速は凄まじく、ハイパーカーの面目躍如といったところ。
そしてシロンは一瞬でスクーターを置き去りにし、スクーター二台は素知らぬ様子にて別の道にそれてその場を逃走。※この手の強盗は、対象をしつこくつけ狙うことは少ないようだ
このスクーター強盗は二台一組にて行動していたようで、一台がガラスを割って乗員のバッグなどを盗む役割で(ハンマーで脅して腕時計や貴金属も奪おうと考えていたのかも)、そしてもう一台は見張りやその補佐だったのかもしれません。
そしてこちらは不幸にもウインドウを割られてしまったシロン(今回のような事件を見ると、飛散防止のためにウインドウフィルムを貼ったほうがいいんじゃないかと思ったりする)。
幸いなのはボディにダメージが及んでいないと思われることで、ガラスの交換のみで修理が完了しそうなことですが、今回はネット上に「被害にあった」証拠が残っているので、保険の請求もスムーズに行えるのかもしれませんね。
こういった「ドライバーが乗車しているスーパーカーを襲う」例が多発しているというのは非常に驚きですが、日本でもターゲットのクルマに軽く当て、オーナーが降りてきたところを狙ってそのクルマを盗む「ごっつん盗」が報告されたり、海の向こうでは散歩中に強盗に襲われてリシャールミルの腕時計を強奪されたという例もあり、世界中で悪質な、そして刹那的な犯罪が増えている、ということなのかしれません。
ただ、最近ではドライブレコーダーが普及していたり、なにかあると多くの人がスマートフォンで一部始終を撮影したりするので、比較的犯罪の立証、犯人の特定がしやすい世の中になっていることも間違いなく、しかし(クルマを含めて)身の回りの品には常に注意を払ったほうが良さそうですね。
ブガッティ・シロンを襲った悲劇の一部始終はこちら
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参照:supercar.fails, y14nny