| ルノーはかつてこんな車も作っていた |
ルノーが時々発売する変態車(最近は出てこないのが残念ですが)の代表的な一台、「ルノー5(サンク)ターボ2」がオークションに登場。
走行距離はわずか5,964キロと少なく、そのためか競売では最高で1200万円ほどの値が付くのでは、とみられています。
ルノー5ターボ2のエンジンは1.4リッターながら、これを「ミドシップ(本来後部座席のあるところ)」にマウントしたことが特徴。
当然ながら通常のルノー5はフロントエンジン+フロントホイールドライブですが、この5ターボは「MR」となり、文字通りのメーカー純正変態車と言えますね。
タービンはギャレットT3で排気量を考えるとおそらく「ドッカン」ターボ。
出力は158馬力となっていますが、元々のパッケージングがFFなので、かなり扱いづらい車なのかもしれません。
なおこのシャシー設計にはランボルギーニ・ミウラの設計に携わったマルチェロ・ガンディーニ氏が関与したとも言われ、自動車の歴史的にも価値が非常に高い一台と言えます。
ちなみに5ターボは1800台、5ターボ2はなんと3200台も売れたとのことで、こういった変態車を購入する「愛すべき変態」がこんなにいる、というのは嬉しいことではありますね。
VIA:CARSCOOPS
関連投稿:ルノー・トゥインゴGT登場。0.9リッターターボ、110馬力、そしてリアエンジン後輪駆動
ルノーがトゥインゴGTを公開。
なぜかフランス人はホットハッチが大好きで、「ベスト・ホットハッチ」にプジョー205GTIが選ばれたりしていますが、過去にはルノー5ターボやクリオV6のような、半ば変態的(褒め言葉)とも言える車も登場。
今回のトゥインゴGTは3気筒0.9リッターターボエンジン、110馬力というスペックですが、サスペンションとステアリングがチューンされ、外観もずいぶんアグレッシブに。
そしてなにより重要なのは「後輪駆動」ということですが、このクラスで後輪駆動というのはかなり珍しいですね(現行モデルはメルセデスのスマートとプラットフォームを共有し、トゥインゴ史上はじめての後輪駆動に)。
なおエンジン搭載位置もスマートと同じなのでポルシェ911と同じ「RR」ということになります。
登場時よりトゥインゴはけっこう特殊な車で、そのデザインもさることながらかなり早い段階でセミオートマを搭載するなど先進的(メカニズム、考え方とも)な車だったと記憶しています。