中国にて、アウディA6Lのピックアップトラック。
いかに中国といえどもこういったトラックはリリースされておらず、中国のアウディディーラーが改造・所有していたもの、とのこと。
残念ながらそのディーラーは倒産してしまい、その後地元のチューニングショップにこの車が売却されたとのことですが、けっこういい出来ですね。
アウディA6Lはその名の通りA6のストレッチセダンで、アウディと中国自動車メーカーとの合弁にて2006-2012年の間、中国で生産された車。
なおアウディA6Lのピックアップトラックは中国で2台つくられたとのことで、もう一台はもっとスポーティーな外観を持つ、とのこと。
中国・北京でのチューニングカーショー。中華カスタム勢揃い
中国で開催されたチューニングカーショーの様子。
日本車、欧州車が多くアメリカ車は少ないようですね。
中国らしい、ゴテゴテしたカスタムが主流のようで、走行性能よりは見た目を考慮したカスタムが多いのかもしれません。
このアウディTTはボンネットにエアアウトレットのようなものがありますが、このパーツは見たことがなく、中国メーカーのオリジナルかもですね。
日産シルビア。
エンジンがボンネットから飛び出ていますが、エンジンスワップを行っているのかもしれません。
メルセデス・ベンツ。
ヨン・オルソン風のカモフラージュ・ラッピングですね。
ランエボ。
やたらとデコボコしており、かなり中国っぽい雰囲気です。
レクサス。
フロント周りを一新しているのでかなり雰囲気が(ノーマルと)変わって見えますね。
これはっけっこう格好良い、メルセデス・ベンツ。
各部の仕上がり、バランス、マットペイントなど非常に秀逸。
BMW3シリーズ。
オーバーフェンダー、巨大なリアウイングが大迫力ですが、うまくまとまっているように思います。
ディープリムホイールもなかなかですね。
アルファード。
ダクトやルーバーのようなものが盛りだくさんで、これも中国っぽいカスタムと言えます。
日本車だと、マツダやホンダが意外と少ないようですが(現地ではけっこう走っている)、実用品に近い捉えられ方をされ、カスタム対象とならないのかもしれませんね。
同様にVWも路上にはかなり多いのですが、カスタム対象とはならないようです。
中国にて撮影された、BYD F0。
現地では比較的メジャーな車種で、よく見かけることがあります。
ただしこの車両にはエアロや3本だしテールパイプ(ダミー?)のほか、トロン風のストライプが貼られたりしていて、なかなかに凝っています。
トランスフォーマー、ワイルドスピードのステッカーも貼ってありますが、中国人は本当にトランスフォーマー好きですね。
なろリアウインドウには「実習」と貼ってあり、免許取りたて(仮免?)なのかもしれません。
中国のチューニングカンパニー、「G.パットン」がジープ・ラングラーを6輪化し、「トマホーク」と命名して公開に。
成都モーターショーで公開されたものですが、構造としてはメルセデス・ベンツG63 AMG 6×6と同様にリアアクスルを追加したもの。
制作にあたってはジープ・ラングラーのCピラー以降をカットしてピックアップトラックの後半を接続したとのことですが、なかなかに格好良い仕上がりだと思います。
外観について車体後半以外は大きく変更されていませんが、電動ウインチの追加、35インチのミッキートンプソン製タイヤがヘビーデューティーさを醸し出していますね。
中国では大きな車が好まれますが、ハマーの中国企業買収も進まなかったように、「ゴツイ系」の大きな車は好まれないようで、このカスタムはちょっと意外。
一方ポルシェ・カイエンやアウディQ7などの洗練されたSUVは非常に人気があるようですね。
中国のセンスを見るがいい。ゴールド&ドラゴンなレンジローバー・オートバイオグラフィー
中国は北京で目撃されたレンジローバー・オートバイオグラフィー。
赤に金、という中国っぽいカラーリングですが、内装には龍の刺繍などが用いられています。
「中国だから」と一言で片付けるのは簡単ですが、内装だとステアリングホイールのスポーク、各種スイッチ、カーナビの枠やツイーターリングなど金属部もしくは金属調加工がすべて「金」に、外装だとやはりグリルやフィン、ドアミラー、ドアハンドルの装飾に至るまでゴールドに。
異常に手間とお金がかかっていることは間違いありませんが、もしかすると注文時にカスタムしたのかもしれませんね。
レンジローバーにはカスタムを手掛ける「SVO=スペシャル・ビークル・オペレーションズ」という部門があり、ワンオフのカスタムから限定車の製作まで手がけていますが、これだけのカスタム内容だと納車後に、しかも中国で行うのは難しいかもしれない、と思います。
中国にて、メタリックパープルとメタリックグリーンのRX-7。
エンブレムを見るとアンフィニになっていますね。
アンフィニは1991-1997年にマツダがマルチチャネル展開を行った際の産物で、おそらくGMなどの戦略を真似したものだと思われますが、とにかく不発に終わった模様。
双方ともリップはイエロー(ゴールド?)、範囲は異なりますがホイールも同様のカラーを持っています。
ドアミラーは両者間で異なりますがリアウイング形状は同じで、マフラーも懐かしの斜め出し(片方はこれまた懐かしの大口径)。
ステアリング位置は右となっており、中国でも右ハンドルは走れるようですね(ナンバーは付いていないので登録はできないのかも。もしかするとお金持ちが道楽でサーキット専用で購入したり、息子たちにお揃いで買い与えたのかも)。
中国にて目撃された、イエス・キリストをボンネット上に再現したBMW。
車体色そのものもゴールドにラッピングされていますが、その異様さが目を引きます。
なお中国はキリスト教に対してはあまり良い顔色を見せず、かねてよりキリスト教徒の弾圧を行ったり、という状況。
中国は自国文化を守ろうとする傾向、中国こそが世界最高の文化と歴史を持つという思想を(共産党が)持っているので外来文化や外来の宗教を好まず、キリスト教については「宗教が国家を転覆させる」とも発言しています。
そんな中でも中国におけるキリスト教徒は増加し続けており現在キリスト教徒は1億3000万人、203年には世界最大のキリスト教国になるとも言われますが、こういった車が共産党幹部の目につくとオーナーさんは投獄されそうでちょっと怖いですね。
上海のフェラーリディーラーにて納車準備が行われるラ・フェラーリとのことですが、驚くことにダッシュボード上エアベントの間に「中国国旗」。
しかも国旗が収まるようにカーボンのダッシュボードはエンボス加工が施されています。
こういった画像を見ると中国人の愛国心がいかほどのものかわかりますね(日本人だと日の丸をここに入れようと考えないと思う)。
なお中国には8台のラ・フェラーリが存在すると言われ、上海、杭州、広州、成都、北京、深センにオーナーが居るとのこと(上海は複数)。
現地では新車価格で4億円と言われ、非常に高価な車ですね。