CGではなく実車として発売に
マンハートがBMW X6をベースにしたコンプリートカー「MHX6 Dirt² Concept」を5台限定で発売する、と発表。
「コンセプト」の名の通り当初は単なるコンセプトモデルだったものの、イキナリ市販化を決定しています。
なお、このMHX6 Dirt²は初代X6をベースにした「MXH6 Dirt」に続く2代目となっており、ファンにからの(発売への)要望が強かったのかもしれませんね。
見た目はゾンビハンター
ルックスは「エクストリーム」で、カンガルーバーやシュノーケル、オフロードタイヤ、ボディ外付けロールバー、LEDライトバー、スペアタイヤ、オーバーフェンダー、ウインチ、スキッドガードなどが変更点。
エンジンについても外観に負けず劣らず過激で、マンハートのチューニングメニューに従い900馬力にまでパワーアップ。
エンジンそのものはもとの4.4リッターV8ですが、コンロッド、ピストン、ターボなどをアップグレードしており、かなり手のかかるチューンを行っていることになりますね。
もちろん吸排気も一新され、エアクリーナーボックスはカーボン製、エキゾーストシステムもマンハートのオリジナルに。
足回りも変更を受けてストラットやアクスルを強化するなど悪路に備え、ブレーキもストッピングパワーを向上させるために容量拡大。
サスペンションそのもはKW、タイヤはBFグッドリッチのオールテレーン(ホイールは21インチ)。
現時点で内装については画像などはなく、しかしマンハートは「後席も独立した個別のシートを付与」としているので、ノーマルノーシートは取っ払い、ホールド製の高いバケットシートが前席ともども装着されることになりそうです。
先日はメルセデス・ベンツのエンジニアが自分の「Eクラス・オールテレーン」を改造して「Eクラス・オールテレイン4x4²」を作ってしまったという例もありますが、最近はなにかとエクストリームなオフローダーにも注目が集まっているようでもありますね。
一時はSUVでも車高を落とし、樹脂製のクラディングをボディカラー同色にペイントして「スポーツカー風」にするチューナーが多かったものの、最近では「SUVはよりオフローダーっぽく」という傾向が見られるようにも思います。