| まさかの韓国1-2-3フィニッシュ |
調査会社、JDパワーが年一回の品質調査報告を発表。
これによると、今年のサマリーは下記の通り。
・すべての指標で数値(品質)が改善され、自動車の品質は年々高くなっている
・ポルシェ911がもっとも高品質なクルマである(48/100)
・アメリカの自動車メーカー(クライスラー、フォード、GM)の品質改善は平均値よりも優れている
・インフォテイメントシステムの問題は減少傾向
・ドライバーアシスタンスの問題は逆に上昇
なお、調査自体は新車購入後90日経過したオーナーを対象に品質問題をヒアリングし、比率として「100台のうちどれだけ問題があったか」という形で表現。
たとえば100台中25件の問題があれば、「25/100」という表記方法で、前の数字が少ないほどいい、という考え方ですね。※問題の数は「台」ではなく「件数」
それでは2018年の結果を見てみよう
調査したのは31ブランドで、昨年に比べ改善が見られたのは21ブランド。
平均jだと93/100(つまり100台のうち93件もなんらかの問題がある!)で、これは2017年に比べると4/100ぶん減少した数字、とのこと。
もっとも問題が低かったのブランドはヒュンダイ/ジェネシス
またしても信じがたい結果ですが、もっとも問題が低かったのは68/100でジェネシス。
その次は昨年1位だったキアで72/100、3位がヒュンダイ(74/100)となっており、なんと韓国勢が1-2-3フィニッシュ。
そして4位にようやくポルシェが登場し、これは79/100、そして5位がフォードの81/100。
もっとも改善されたブランドはマツダ
2017年比でもっとも改善が進んだのはマツダ。
2018年は25/100だけ改善され、次いでミツビシの20/100、キャデラックの15/100、インフィニティの15/100、ヒュンダイの14/100、レクサスの14/100と続きます。
各セグメントでもっとも品質の高いベスト3はこの顔ぶれ
1.キア・リオ
2.日産ヴァーサ
3.シボレー・ボルト
1.トヨタ・カローラ
2.シボレー・クルーズ
3.キア・フォルテ
1.アキュラILX
2.BMW 2シリーズ
3.メルセデス・ベンツCLA
1.BMW 4シリーズ
2.インフィニティQ60
3.レクサスES
1.日産アルティマ
2.キア・オプティマ
3.フォード・フュージョン
1.リンカーン・コンチネンタル
2.ジェネシスG80
3.レクサスGS
1.ジェネシスG90
2.BMW 7シリーズ
3.メルセデス・ベンツSクラス
1.リンカーンMKC
2.ポルシェ・マカン
3.メルセデス・ベンツGLC
1.BMW X6
2.レクサスRX
3.ポルシェ・カイエン
全自動車メーカーのランキングはこんな感じ
こちらは調査対象となった自動車メーカーのランキング。
アメ車のランクが比較的高く、トヨタやホンダが意外と問題が多い、という結果に。
ジャガー・ランドローバーはいずれの調査会社による統計でも「あまり品質が良くない」ようです。
スバルは北米において熱烈なファンが多いと聞きますが、「あばたもえくぼ」とは行かないみたいですね。
VIA:JD POWER