屋内保管につきコンディションは比較的良好

ブルガリアの倉庫にて、「未走行」のBMW 5シリーズ(E34世代)が11台が発見された、との報道。
E34世代の5シリーズは1988-1995年に発売されていたもので、第三世代にあたる5シリーズ(現行5シリーズは第七世代)。
今回発見された11台のうち、10台がセダン、1台がワゴンボディの「ツーリング」とのこと。
なぜ放置されたままだったのかは一切の謎
報道によると、これら5シリーズは「未走行/未登録」。
リース契約を当て込んで仕入れたものの契約が取れず、そのまま保管されていたものだと報じられていますが詳細は不明で、なぜこれらが現金化のため販売されなかったのかも謎のまま。
グレードとしては520i、525iが確認でき、ボディカラーは濃紺とディープレッド。
中にはビニールがかけられて保管されていたものもあるようですが、そのままボディが露出している個体もあり、屋根から垂れてきたであろう雨水で塗装が傷んでいるものも。
加えて一部はフューエルリッドカバーが欠損していたりリアウインドウが割られたりしているものの、全体的には非常に良いコンディションを保っている、と言えそうです。
なお、ガラスが割られているということは「侵入者があった」ということで、そしてこの場所に新車の5シリーズが大量に眠っていたということも知られていたと考えられ、しかしそれでも盗難にあわず生き延びたのはまさに奇跡かもしれません(もしかすると何台かはすでに盗まれたのかも)。
内装については外装以上に優れたコンディションを保っており、殆どの車には新車の際に取り付けられる識別表が残ったまま。
一部の車には内装保護用のビニールがかかった状態。
これらの車両についてはブルガリア国内でオークションにかけられるそうで(所有権をどうやって移転するのかはわからない)、一台あたり約200万円程度で販売されることになりそう。
「新車」ということを考えるともっと高い値がつきそうですが、樹脂パーツが劣化していたり、ずっと動かさずに放置していたことでエンジン内部にも酸化が発生している可能性もあって、修理には結構な費用が掛かりそうなことが勘案されているのでしょうね。
VIA:Autoclub