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まさかの「初代M3の未使用シャシー」が登場。BMWの工場から出てきた姿のまま、330万円で販売中

投稿日:2019/01/24 更新日:

販売者は15年間、この状態のままで大切に保管

つい先日、ブルガリアの倉庫にて「未登録の」BMW 5シリーズ11台が発見されたばかりですが、今回はなんとE30、つまり初代BMW M3の「未登録シャーシ」が登場し、約330万円で販売中。

ただし今回のシャシーについては「偶然発見された」ものではなく、販売者であるポール・マーシャル氏が15年間保管していたもの。

パーツを揃えることができ、組める環境にある人にとっては「安い買い物」

ポール・マーシャル氏によると、BMWからアメリカに自身が輸入したものだとしていますが、E30世代のM3の販売は1990年まで。

現在は2019年なので逆算すると「2004年にBMWから購入したということになりますね。
もちろんその頃にはE30 M3の生産は終わっているものの、BMWはパーツを保管していたと考えてもおかしくはなく、そういった「ストックを」購入したのかもしれません。

現在E30 M3の価値は年々上昇していて、よって「未使用シャーシ」が330万円というのは「バーゲンプライス」だとも考えていますが、それには理由があって「VINが付与されていない」、つまりシャシーナンバーがない、とのこと。

そうなるとパーツを組み付けたとしてもそのまま登録はできず、どうにかしてVINが必要になりますが、ここからVINを取得できるのかどうかは不明であり、もし取得できなければ「公道走行不可能」ということに。

E30 M3はこういったクルマ

もともとBMW M3は1985年に登場していますが、その目的は「レースに参加するため」。
DTMやそのほか欧州のツーリングカーレースに参戦することを目的に開発され、歴代M3の中で唯一モータースポーツ参加のために開発・製造されたモデルでもあります。

さらにボディ形状も「ルーフ延長」ブリスターフェンダー」など通常の3シリーズとは大きく異なるルックスを持っており、その後の世代が「基本的にベースモデルとボディがほぼ同じ」であるのとは完全に異なる、という”特別さ”もありますね。

バリエーションとしては「M3カブリオレ」「M3ヨーロッパマイスター(限定148台)」「M3エボリューション(M3 EVO、限定505台)」、「M3エボリューションⅡ(M3 EVOⅡ、限定500台)」、「M3チェコット/ラバーリア(限定505台)」、「M3スポーツエボリューション(M3スポエボ、限定601台)」。

E30 M3は1985年~1990年の間に生産され、限定モデルを除くと生産台数は比較的多く、そのために中古市場に出回る弾タマ数も豊富ではあるもの、その多くが改造されており、「無改造」だととんでもなく高い値段がついていたりします。

その意味でも今回の「M3シャシー」は非常に貴重であり、すぐに買い手が付きそうでもありますね。

VIA:E30 Only Classifieds-Facebook

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JUN

興味の範囲が広く、猫、小説、映画、音楽、腕時計、クルマなど。 酒、タバコ、ギャンブルは一切しません(ある意味では自分の人生そのものがギャンブル)。 いま欲しいクルマはアルピーヌA110。

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