| BMWは5シリーズのキドニーグリルを(さほど)巨大化させなかった |
ここしばらく頻繁に目撃されている新型(フェイスリフト/マイナーチェンジ版)BMW 5シリーズですが、オフィシャルと見られる画像がリーク。
現時点ではこの画像が「本物」かどうかは不明であるものの、これまでに目撃されてきた内容と照らし合わせるに、まずリアルだと考えて良さそうです。
ざっと見てみるとキドニーグリルが横に長くなり、ヘッドライトはシャープになり、そしてヘッドライト内部の発光グラフィックも変更に。
雰囲気としては3シリーズに近くなったというイメージですね。
新旧5シリーズ、3シリーズを比較してみよう
そこで新旧5シリーズを比較してみようと思いますが、まずこちらはリークされた新型5シリーズ。
フロントフェンダーに充電用のリッドが見えるところから、おそらくはPHEVなのだと思われます。
一方こちらは旧(現行)5シリーズ。
これと比較すると、新型はキドニーグリルやヘッドライトがシャープな形状へと変更されているように思います。
旧型では「眉毛」が目立っていて、新型ではL字シェイプを持つデイタイムランニングランプが強調されていることから、実際に肉眼で見た際の印象はかなり違うのかもしれません。
なお、キドニーグリルのフレームは中央が「連結」されているように見えますが、これまでに目撃されたプロトタイプの通り、幸いにも縦方向に巨大化しておらず、その理由は謎。
実際のところBMWは7シリーズにて(ボンネット形状を変更してまで)巨大キドニーグリルを与えており、その後のX5やX7でも大きなキドニーグリルを採用したうえ、おそらくは新型M3やM4でも縦方向に伸びたグリルが投入されると見られていて、しかし5シリーズでは「かなり控えめ」。
おそらく7シリーズとの差別化を考慮したのだとも思われますが、7シリーズは「縦横に大きい」、5シリーズは「横に長い」、M3/M4では「縦に長い」といった感じで、微妙な差異が設けられるのかも。
参考までに、こちらは3シリーズ。
ヘッドライト内部の発光グラフィック、下辺中央あたりからバンパーのプレスラインへと繋がり、そこからフロントグリルへと繋がるラインが5シリーズへと受け継がれていることがわかります。
こちらは新型5シリーズのリア。
フロントほど変更が顕著ではないように見え、テールランプやリアバンパー、テールパイプの形状もほぼ変化がないように見受けられます(バンンパー下部のリフレクター周りがちょっと違う)。
ただしテールランプ内部の発光グラフィックが新しくなり、レンズもダークっぽい色調に。
こちらは現行5シリーズ。
こちらのテールランプはL字型に光り、新型では「コの字」に光るということになりそうです。
こちらは3シリーズ。
フロントほど5シリーズとの共通性はないようですが、テールランプのレンズがダーク調であるところは似通っていて、今後のBMWは「この方向」に進むのかもしれませんね。
そのほか、新型5シリーズは(グレードにもよると思いますが)シャープかつダイナミックな切削加工を持つホイールが与えられ、全体的に洗練され、筋肉質なサルーンへと変貌を遂げるといったイメージ。
実際の形状そのものが大きくう変わるわけではなく、しかし各パーツのサイズや形状、仕上げを変更しただけでこれだけ印象が変わるのか、と驚かされます。
VIA:CARSCOOPS