
| 最近のBMWは小さいながらもデザイン手法に変革があったようだ |
無事に新型M3/M4の発表を済ませたBMWですが、まだまだニューモデルが多数控えており、今回はフェイスリフト(マイナーチェンジ)版となるX4、そしてフルモデルチェンジ版の4シリーズ・グランクーペが目撃されています。
まずは新型X4ですが、この車両が目撃されたのはBMWのM部門が管理する施設内であり、おそらくはM40iだと推測されているようですね。
見たところ前後バンパー、そしてヘッドライトとテールランプにカモフラージュが施されており、つまりはこれらが「フェイスリフトによって変わる」部分だと考えて良さそうです(ボディサイドに凹みがあるのが痛々しい)。
最近のBMWは小さな変更で大きな変化を見せている
こうやってみると変更部分はかなり小さいということになるものの、ここ最近のBMWは「ちょっとしたデザインの変更で」大きく印象を変えて見せる手法を身に着けており、たとえば新型5シリーズはその端的な例。
パーツ単位を見ると変更の内容は最小限に見えますが、全体的な印象はぐっとシャープで先進的に変化した、というイメージです。
そして最近のBMWの方向性、(同じくフェイスリフト扱いである)新型5シリーズの変更内容を見る限り、やはり新型X4も「シャープな」イメージへと変更される可能性が高いと思われ、フェイスリフトに大きな期待がかかるのもまた事実。
ただ、出力に関しては、新型5シリーズがそうであったように「据え置き」となる可能性もありそうで、しかしこれはBMWが「手を加えない」という意味ではなく、様々な規制によって「手を加えなければパワーダウンとなっていたところを、努力によってパワーを”維持”した」と考えるべきだと捉えています。

新型4シリーズ・グランクーペは「既定路線」
そしてこちらは新型4シリーズ・グランクーペ。
BMWは4シリーズ「クーペ」「カブリオレ」を発売しており、この「グランクーペ」は最後のラインアップだと思われますが、BMWの施設内に鎮座しているところを撮影されることに。
フロントアンダーには偽装が見られるものの、フロントグリルは紛れもない「バーチカルキドニー」が与えられ、4シリーズ共通の顔つきになるものと思われます。

ただ、ほかの4シリーズとちょっと異なるのは「サイドステップが張り出していること」と「ドアハンドルがフラッシュマウント」であること。
サイドステップの張り出しについては、最近のBMWが好む手法のひとつでもあり、形状こそ違えど新型M4でも見られるデザインです。

そしてこの「フラッシュマウント」ドアハンドルはBMWにしてはかなり珍しい例で、おそらくは「i4」に採用されるもの。
そう考えると、このプロトタイプはi4とかなり近いルックスと仕様を持つということになり、またしても「よく似た車種」が増えてしまうことになりそうです。※もしくは、4シリーズ・グランクーペに偽装したi4なのかもしれない

なお、リアサイドウインドウの「ホフマイスターキンク」は、現行3シリーズからはじまった”新しい形状”を持つようですね。
