
|とりあえず新型M2は8速オートマチックとの相性がよく、オプションのレーシングシートが必須なのはよくわかった |
足回りやサスペンション、タイヤなどはM3 /M4譲りとなるもよう
さて、少し前から新型M2のティーザーキャンペーンを開始していたBMWですが、今回「発表が10月になること」「納車は2023年4月以降になること」を公式にアナウンス。
すでにBMWはこのG87世代のM2が「最後のガソリンエンジンオンリーのMモデル」になることについても触れており、とにかくこの新型M2には大きな注目が集まるのは間違いなさそう。
現在のところさほど多くの情報は明かされておらず、ほかにわかっているのは後輪駆動のみとなること、トランスミッションは8速スポーツATとなること、そして6速マニュアル・トランスミッションも選べるということ。
搭載されるエンジンについてはM4と同じS58(3リッター直6ツインターボ)、しかし出力はM4との競合を避けるために450馬力に抑えられることになりそうです(それでも従来型M2 CSの444馬力よりも高い出力を誇る)。

すでにBMWは新型M2の試乗会を実施
なお、BMWはこの新型M2のメディア向け試乗会を実施しており、ここでは8速AT、6速MTが用意され、いくつかのレビューを見る限りだと8速ATのほうが相性が良いもよう。
6速マニュアルの場合はクラッチが重く曖昧でダイレクト感に欠けるという評価が見られます。
8速ATとの組み合わせだと、そのシフトチェンジのスピードはM2の速度域にマッチしており、シフトアップ時には意図的にショックを演出することでレーシングカーのようなフィーリングを実現しているというコメントも。
ちなみにターボラグを感じるものの、加給がかかると「際限なく加速」するといい、とにかく高回転域にタコメーターの針を閉じ込めておく必要があるようですね。

なお、新型M2にはM3/M4と同じアダプティブダンパーとタイヤサイズが与えられ(フロント275/35/19、リア285/30/20)、ブレーキはフロントに6ピストンキャリパーと15インチディスクという組み合わせです(ブレーキ・バイ・ワイヤが採用されている)。
上から見るとそのワイドっぷりがよくわかりますが、前後のトレッドは5.3センチほど拡大しているといい、となるとボディはそれ以上に拡大されているのかもしれませんね。

そのほか試乗レポートからわかるのは、インテリアはほぼ2シリーズ・クーペと同じということ、インフォテイメントシステムはiDrive 8をオペレーティングシステムとして使用し、M専用のグラフィックが採用されていること(カーブディスプレイも採用される)。
シートは標準でスポーツシート、オプションでM3 / M4同様のカーボン製レーシングシートが用意され、しかしレビューを見ると「なんとしてもこのレーシングシートを注文すべき」としており、M2を注文する際には”必須”ということになりそうです。
発表が10月ということはあと4ヶ月ほどもあり、それまでには様々な情報が公開されてゆくことになるかと思われますが、続報には期待したところですね。

新型BMWM2の試乗レビュー動画はこちら
合わせて読みたい、新型BMW M2関連投稿
-
-
BMWが新型M2のティーザー動画第二弾を公開!1990年代のセダンに付いていたようなリアウイングがちょっとレトロ
| 全体的に見て、M4よりもアグレッシブなクルマとなりそうだ | 新型M2は「最後のピュアでアナログなMモデル」として高い人気を誇ることになりそう さて、BMWが先日に続き、フルモデルチェンジ版となる ...
続きを見る
-
-
BMW M部門の管理者が直々に「新型M2は、エレクトリック化されていない最後のピュアな後輪駆動モデル」と明言!さらに最後のMT搭載車となると「買うしかない」か・・・。
| ボクはM3ツーリングよりも、M2の発表を楽しみにしている | そして普通に買える、日常的に乗れるという意味ではM4 CSLよりも魅力を感じる さて、BMWは新型M2の発表を控えており、いくつかのテ ...
続きを見る
-
-
新型BMW M2の画像がリーク!サイドステップの出っ張りはレーシングカー並み、全体的にスクエアでボクシー、直線的なデザインに
| ボクとしてはM3やM4よりもM2に激しく惹かれる | おそらくは「もうじき」行われる発表を楽しみに待ちたい さて、BMWは新型M2の発表を控えていくつか公式ティーザー画像や動画を公開している状態で ...
続きを見る
参照:Shmee150