レンジローバー・イヴォーク、スマート、ポルシェ・マカン、アウディQ3など上げればキリがないほど多くの車をコピーする中国。
一部メーカーはオリジナリティをもって活動しているようですが、まだまだ多くはコピーから抜け出せない模様。
今回は中国は四川の自動車メーカー「Yama」が発表したBMW i3のコピー”B11”ですが、以前にもZotyeがi3クローンのコンセプトカーを出しており、コピー対象としてi3は比較的人気。
ドアは観音開きから通常の開き方となり、ルーフにはレール装備(中国ではSUVの人気が高く、ルーフレールを付けると売れるという説もある)。
なお、このB11はBMW i3同様にエレクトリックカーで、加えてハイブリッドも用意。
ただしエレクトリック版は41馬力とかなり貧弱(i3は170馬力くらい)です。
サイズも実際のBMW i3に近く、i3が全長3999/全幅1775/全高1578ミリなのに対しB11は4163/1720/1630ミリ。
BMW i3は中国にて「関税のかからない」車ではありますが、それでも現地で800万円程度はする車。
その割にサイズが小さく走行可能距離が短いのでほぼ売れておらず、走っているのも見たことはありません。
ちなみに中国においてコピー車に対して訴訟を起こしたケースでは欧米の自動車メーカーが軒並み敗訴。
レンジローバー、ダイムラーも現地中国メーカーの勝利に終わっており、このBMW i3のクローンについても「訴訟するだけ無駄」なのは目に見えているようですね。
中国の自動車メーカー、Hanergyがソーラーパワーで走る車を発表。
合計5台を発表し、最初の一台は3年以内に発売する、としています。
なお、その中の一台が何となくBMW i3似。
実際のところデザイン自体はi3と全く異なりますが、全体的なシルエットやシルバー、ブルー、ブラックという色使い、そしてそれらの色を使用している部位が似ているためにそう思わせるのでしょうね。
なお本当にソーラーパワーで走ることが出来、実用に足るのであればこれは画期的と言わざるを得ず、しかしそのソーラーパワーも大気汚染で遮られて効果を得られないというオチがつくのではないかとも考えています。