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やはりネオクラシックカーの相場は高騰中。1990年製BMW M3 EVO IIIが1500万円の落札予想

2016/11/06

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BMW M3"EVO III"が競売に。
1989ー1990年に600台のみが製造されたモデルでボディカラーはレッドとブラックのみ。
フロンバンパーが変更されブレーキクーリング用ダクトがフォグランプ位置に設けられ、スプリッターとリアウイングが装着されているのが特徴。

加えてエンジンの排気量は2.5リットルに拡大されゲトラグ製の265トランスミッション、LSD、特製のブレーキキャリパーとローターを4輪に備えるなど機能にこだわった特別なM3に仕上がっています。
この個体のシャシーナンバーはAC79160(シャシーナンバー、リアのバッジからも予想できるとおり、ACシュニッツァーのチューン?)で1990年3月10日が最初のデリバリー。
内装はグレーでヘッドライトウォッシャー、パワーウインドウ、サンルーフ、トリップコンピューターがオプションで装着されます。

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その後チューナーのデモカーとして19ヶ月使用され、さらにACシュニッツァーのステアリングホイールへと交換されるなど幾つかのモデイファイが施されているとのことで、他には外装のリペイント、クラッチの交換、ブレーキシステムのリフレッシュなどが行われており、走行距離は10万キロを数えるものの26年の歳月を感じさせないコンデイションだそうです。

予想落札価格は最高でなんと1500万円程度とみられますが、80年代の車に続いて90年代の車の価格も上昇してきているようですね。

関連投稿:走行わずか119キロ、27年間眠っていたBMW M3スポーツエボリューションが販売中

走行わずか119キロの1990年製BMW M3スポーツエボリューションが中古市場に登場。
どういうわけか販売後27年間も運転されずに保管されていたということになりますが、現在はオハイオの中古車ディーラーにて販売されています。
最初の登録は欧州とのことなので、ますます謎が深まりますね。

なお価格は「ASK」でいくらなのか知ることはできませんが、相当な価値があることだけは間違いなく、というものM3は数あれどE30世代のM3のみがモータースポーツ用のホモロゲーション獲得を目的に作られており、ほかのM3とはちょっと意味合いが違うから。

なお1988年製の同じくE30 M3(こちらはスポーツエボリューションではなく通常モデルで2.3リッターエンジン)、走行距離13,590キロの個体が1200万円で販売されており、これよりも希少価値が高く走行の少ない今回の個体はずっと高価であることが容易に想像できます。

BMWは1998から1991年にかけて数々のM3を発売していますが、その中でも最もパワフルなのが今回のM3スポーツエボリューション。
生産は600台のみでエンジンは容量を拡大した2.5リッター。
シリンダー内部にオイルを噴射してエンジン温度を下げるシステムも装備されており、出力は238馬力となっています。

さらには軽量トランクフードやバンパー、フォグランプを取り外してその位置にクーリング用のインテークを設け、リアウングには角度調整用のエクステンションが設けられるなど細かい変更も与えられており、それらは地味ながら「BMWの本気」を表していると言って良いでしょう。
他だとグリルの変更にフロントフェンダーのワイド化、10ミリダウンさせたサスペンションもやはり本気仕様。

なおボディカラーはジェットブラックもしくはブリリアントレッドのみとされていますが、ブラックはともかく「レッド」というのは珍しいように思います。

ちなみに前出のフォグランプのほか、パワーウインドウ、サンルーフ、オンボードコンピューター、エアコンといった快適装備、さらにはマップランプまで省略して軽量化された、まさに「スパルタン」なモデル。

内装だとスウェードレザーのステアリングホイールやシフトノブとパーキングブレーキ、レカローシートが特別装備となっています。

VIA:CARSCOOPS

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