BMW M2は既存チューナーに大人気ですが、さらに新手のチューナーとチューニングカーが登場。
イギリスを拠点とするエボルブ・オートモーティブがM2 "GTS"として公開したものですが、GTSの名に恥じないハードコアな仕様となっています。
カーボンファイバーを多用したボディキットが外観上の特徴となりますが、全体的にノーマルの形状を誇張したようなデザインとなっており、見るからにマッシブ。
カーボンパーツはフロントスポイラー、ボンネット、ルーフ、角度調整式ウイングなどに見られ、実際に重量軽減に貢献している、とのこと。
なおサスペンションも変更され、車高もしっかり落とされています。
肝心のエンジンについても抜かりはなく3リッター直6エンジンは401馬力を発生(ノーマルは365馬力)。
これはECU、エアインテークとエキゾーストシステムの変更によって達成されているそうです。
外装はカーボン製なのでかなり高価だと思われますが、パワーアップに関しては比較的ライトな内容になっており(タービンやインジェクターなどを変更していない)、比較的安価かもしれませんね。
BMWはそのハードコアモデル「M2」についてコンバーチブルを作らないとしており、これは「カブリオレにするにはあまりにスパルタンだから」という理由。
そこで「無ければ作ればいいじゃない」とばかりにスイスのチューナー、Dählerデザインが「M2カブリオレ」を制作しています。
ただしM2のルーフを叩き切ったものではなく、すでに存在する2シリーズカブリオレをM2風に仕立て上げるという手法を採用しており、エンジン出力は402馬力(ステージⅠ)と419馬力(ステージⅡ)。
ステージⅡでは0-100キロ加速4秒フラット、最高時速300キロというパフォーマンスを発揮するに至りますが、スタンダードのM2(365馬力)顔負けのパフォーマンス。
エキゾーストシステムは専用のステンレス製に置き換えられ、ブレーキシステムもより容量が大きなものに。
サスペンションも伸び/縮み側を個別に調整できるように変更されています。
内装はほぼノーマルのままですが、パフォーマンスをチェックできるディスプレイが追加されている、とのこと。