ドイツにて、納屋で眠っていたBMW M1が発見。
じつに34年間もの間イタリアのガレージに放置されていたとのことで、1982年以降まったく触られていないそうです。
製造は1980年なので納車後に二年だけ走り、その後ずっと(埃を被って)置かれたまま、ということになりますね。
走行距離は7392キロと短く、乱雑に車の上に物が置かれたりしているものの、埃を払うとなかなかに良いコンディションのようです。
専門業者によってレストアが行われるそうですが、業者によると内外装のレストアは比較的簡単で、しかしエンジンやトランスミッションのレストアは非常に難しく、当時と同じように仕上げるのは困難、とのこと(BMWも協力すると思われ、最終的には問題はないと思われる)。
BMW M1は453台が生産されていますが、その中でも最も適当に扱われた個体かもしれず、しかしガレージに保管されていたためにダメージは少ないとも考えられ、この状態はM1にとって幸運だったのか不幸だったのかは不明。
ガレージ内の画像を見ると、M1の隣には日常的に乗っていると思われる車が停まっており、その利用者はM1の存在を知っていたと思われます。
にもかかわらず放置ということは、その価値を知らなかったり、売らなくてもお金に困らないといった事情があったのだと思いますが、そういった事情、またM1が発見された経緯なども不明。
時折こういった「放置された希少車発見」というニュースがありますが、中にはドラマティックな逸話が隠されているものもありますね。