ポルシェ・デザインのボート、「Dynamiq GTT 115」のコンフィギュレーターが公開に。
ボートメーカー、Dynamiqのページを開くと右側に「Designed by F.A. Porsche」の文字があり、これがポルシェデザインであることがわかりますが、コンフィギュレーターではハル、アンテナドーム、内装だとクッションなどをカスタム可能。
かなり奇抜な外観にも変更することができ、部分的にはカーボンも選べるようですね。
ただし価格についてはベース(カスタム無し)で約15億円、とかなり高価。
なおスーパーカーオーナーとボートオーナーとはオーバーラップする部分があり、多くのハイパフォーマンスカーメーカーがボートにも参入。
ブガッティ、アストンマーティン、もちろんポルシェも有名どころですが、ランボルギーニも自動車とは別会社ながらもマリン事業部があり、レクサスやトヨタも参入を検討、AMGやBMWはスピードボートを手がけています。
先日はレクサスがボートを製造という報道がありましたが、トヨタはもともと「トヨタマリン」なるマリン事業部を持っており、そこから今回は「ハイブリッドパワートレーン」を積んだボートを発表。
「日本で最初のハイブリッドボート」としています(ということは世界にはすでにハイブリッドボートがある?)。
このボートは256馬力の3リッターV6エンジンを搭載し、これに48馬力のモーターをドッキング。
自動車と違い「回生による充電」はできないはずなので、恐らくガソリンエンジンは「動力」として駆動する傍ら「発電用」としてもその出力を供することになりそうですね。
今回の「ハイブリッドボート」は3種類あり、一番小さなPonam-28Vの価格は1920万円。
この上に、より大きなPonam-31、Ponam-35をラインナップしています。
トヨタはこのボートを2020年のオリンピックに向けて人々の輸送用やッツアー用としても検討しており、政府の購入なども視野に入れている模様。
そうなると海上にも「トヨタ」の文字があふれることになりそうですね。
ホンダ・マリンが2017マイアミ・インターナショナル・ボートショーにて、NSXをイメージした船外機を展示する、とのこと。
あくまでもコンセプト段階とのことですが、ホンダのアドバンスト・デザイン・グループによってデザインされ、NSXのリアセクション風のフラップ、NSX同様のボディカラー(ヌーベル・ブルー・パール)、テールランプ風デザインを持っています。
なお自動車メーカーはエンジンを製造しているという関係上、マリン事業を展開している場合が多く、もちろんホンダは既存でも船外機を製造しており、トヨタマリンでは船体も製造(レクサスブランドでもヨットを発売するという話も)。
ランボルギーニも別会社ですがマリン事業があるようです(会社売却時にアウトモビリ=自動車、マリン、トラクターの3つの事業に分割され販売された模様)。
ちなみに現在ホンダから発売される船外機はこんな感じなので、(このNSX風船外機が発売されれば)ずいぶん雰囲気が変わることにはなりますね。
レクサスがワンオフの「スポーツ・ヨット・コンセプト」を発表。
日本ではあまり需要がありませんが欧米においてはパワーボートは人気があって、アストンマーティン、ランボルギーニ(自動車とは別会社ですが)などもボートをリリースしており、その他コンセプトモデルを提示するメーカーも多数。
レクサスはその顧客を拡大しようと考えており様々な戦略を取っていますが、今回のヨットもその一環と言えそうですね。
サイズは42フィートでバウが丸く、シャープで近代建築を思わせるデザインを提案する欧州自動車メーカーとは対照的。
キャビンにはGPSナビゲーション、ソナー、デジタルチャート(海図)、レーダーを装備し、レザー製ソファ、そしてトイレやシャワールームも完備。
エンジンはもちろんレクサス製で、LC500と同じ5リッターV8(ツイン)。
出力は885馬力で最高速度は時速79キロ、としています。
なおトヨタはすでにボート事業”トヨタマリン”を(1997年に)スタートさせており、「Ponam」ブランドでボートを展開中。
今回のレクサスによるコンセプトはトヨタの豊田章男社長が自社のボートを操縦している時に思いついたアイデアだそうです。
社長直々のプロジェクトとも言える今回のコンセプトですが、ボートにも「レクサス」ブランドが冠されるひがちかいかもしれませんね。