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ポルシェがタイカンの受注を北米で開始。予約金は55万円、1ディーラーあたり50台のみの割り当て

2018/08/27

| ポルシェがタイカンの受注地域を拡大中 |

ポルシェが北米でも新型エレクトリックビークル、「タイカン」の受注を開始。
すでに欧州では一部予約が初めっており、これに続く形となります。
なお予約のシステムは国(もしくはディーラー?)によって異なるようで、たとえばノルウェーだと30万円ほどの予約金を入れる必要があり、しかし北米だと55万円ほどの予約金が必要となるようです。※北米では、1ディーラーあたり50台ほどしか回ってこない、とされている

欧州での受注開始後、ポルシェはその予約状況において「予想を上回る」とコメントしていますが、これはテスラ・モデルSからの買い替えが多い、とされています。
つまりポルシェにとって「新規」の顧客を呼び込むことに成功しているとも言え、タイカンはポルシェの売り上げ、そして利益を「これまでにプラスする」存在になると言えそう。

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なお、タイカンの性能は非常に高いとされ、0-100キロ加速は3.5秒、と明かされています。
出力は「3タイプ」あると言われていて、最上位モデルは「600馬力以上」を発生することもポルシェが公開しており、そしてこれは現行モデルだと911GT2RS(700馬力)、パナメーラ・ターボS Eハイブリッド(680馬力)、911ターボS エクスクルーシブシリーズ(607馬力)に次ぐ「4番目に高い出力」ということに。

ポルシェはタイカンに「特別席」を用意している

つまりポルシェはタイカンに対して「相応の地位」を用意しているということで、それだけ高い期待を寄せているということもわかりますね。

タイカンの製造、そして販売においては相当な投資を行なっていることが想像できますが(充電設備だけでもかなりの額になる)、それだけの費用を投じたからには(BMW iシリーズのように)絶対に失敗できないモデルでもあり、しかし「もし失敗すると」ポルシェに甚大なダメージを与えることになるという「諸刃の刃」でも。

ただ、世界ではいくつかの国において「ガソリンエンジン車の販売ができなく」なったり、さらには「ピュアEVしか販売できなくなる」時期もやってくることになり、そうなると自動的に「EVしか選択肢がなくなる」。
安価なEVは他メーカーに任せるとして、「プレミアムクラス」のEVは現在テスラ、そして具体的に発売が決まっているものとしてはポルシェ・タイカンしかなく、その意味では「一定の台数を販売できる可能性は高い」と言えそう。

そして、いったんポルシェが顧客を取り込んでしまえば、他メーカーがそこからEVを発売しようとも「顧客をポルシェから奪う」のは難しいと思われ、それこそが「ポルシェが一刻も早く」EVを発売しようとする理由なのかもしれません(逆にほかメーカーに先んじられると、そこから顧客を奪うのは難しいとも言える)。

現在判明しているポルシェ・タイカンのスペックは下記の通り。

ボディタイプ:4ドアセダン
乗員:4名
出力:600馬力以上
モーター:2個
走行可能距離:500キロ以上
0-100キロ加速:3.5秒
充電時間:15分で80%(800Vチャージングシステム使用時)
その他:視線とジェスチャーによるコントロール機能、ホログラム表示

 

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JUN(intensive911)

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