| ポルシェは多数の”サーキット走行専用モデル”をモンツァへ持ち込み |
この記事のもくじ
ポルシェ911GT2RSの「サーキット走行専用モデル」と思われるプロトタイプがモンツァを走行する動画。
これまでもモンツァではポルシェ935や次期911ターボが走行していますが、ポルシェは相当数のニューモデルをモンツァに持ち込んでいる、ということになりますね。
現行モデルに「限定」としてサーキット専用911GT2RSが追加?
なお、動画を見ると新型911をテストしているようには見えず、現行型911GT2RSをベースにした車両のように見えます。
フロントバンパー/フェンダーやフロントフードは現行の911GT2RS同様に見えるものの(フロントのカナードは追加されている)、大きく異なるのはリアセクション。
リアバンパー形状が変更された上に巨大なリアウイングが後方にせり出しており、かつマフラーエンドは「センター」に。
これを見ると、明らかに「公道走行はできない」のは間違いなく、さらにリアクォーターウインドウにもエアジャッキのホースを差し込むプラグが見えることからも「サーキット専用」ということになりそう。
ただ、ポルシェはレーシングカーとしての911だと「911RSR」を持っており、さらにレーシングカーを追加するとも考えにくいので、この911GT2RSは「純粋に、コレクター向けの911」となるのかもしれません。
実際にポルシェは公道走行不可能、しかしどの公式レースにも出場できない「新型ポルシェ935」を限定発売しており、今後は同様の手法を用いる可能性も(フェラーリもコレクター向けに少量生産シリーズ”ICONA”をスタートさせており、今後こういった手法はスポーツカーにおけるトレンドとなるかも)。
なお、こちらがその車両が走行する様子が収められた動画、「This Track-Only Modified Porsche 991 GT2 RS Mule is still Testing on Track! - NEW Edition TBA?」。
ポルシェは718ケイマンGT4クラブスポーツもテスト中
そしてポルシェは同じくモンツァに「718ケイマンGT4クラブスポーツ」も持ち込んでテストを行なった模様。
この「ケイマンGT4クラブスポーツ」は「ケイマンGT4」とは異なる、完全にサーキット走行のみに焦点を合わせたクルマで、そもそも公道走行のための登録は「不可」。
つまりFIAの規定する「GT4」クラスに出場するプライベーターが購入するクルマということになりますが、現行ケイマンGT4クラブスポーツに比較するとフロントスポイラー、リアスポイラーがやや大きいようですね。
おそらくですが、この動画のサウンドから察するに新型ケイマンGT4クラブスポーツは「自然吸気フラットシックス」エンジンを搭載していると思われます。
こちらが新型ケイマンGT4クラブスポーツがテストを行う様子を記録した動画、「2019 Porsche 718 Cayman GT4 Testing Again @ Monza with SCREAMING Flat-Six Engine!」。