| フェイスリフトモデルにしてはあまりに変更点が少なすぎる |
今後様々なニューモデルが登場しそうなポルシェ718シリーズ。
直近で確定しているのは「718ケイマンGT4」「718ボクスター・スパイダー」ですが、このところ頻繁に目撃されているのが上の画像の「謎モデル」。
どこが謎なのかということについて、通常は「センター」となるテールパイプが「左右」に別れていること。
そしてこの位置はターボ化されたポルシェ911のテールパイプと同じだということで、これが「718ケイマン/ボクスターに(ポルシェ911に積まれる)6気筒エンジン搭載モデルが登場するのでは」というウワサのもととなっています。
ポルシェは718世代を「981」世代とは明確に区別するが
なお、現行「718」シリーズはちょっと特殊で、大まかに言うとその先代となる「981」シリーズのエンジンを(車体、内外装はほとんどそのままで)自然吸気からターボエンジンへと変更したのが現行718。
ただ、718というのはコードネームではなく「製品名」であり、つまり「911」と同じ捉え方。
ポルシェはスポーツカーにおいては「数字三文字」のネームを、そしてサルーンやSUVには「パナメーラ」「マカン」といった名前を付与することを決定しています。
そこで新しいケイマンとボクスターには「718」という名称が割り当てられ、これは今後モデルチェンジしてもずっと継続されることになりそう。
その一方でコードネームと呼ばれるものもあり、これは先代で言えば上述の「981」。
そして現行の718シリーズのコードネームは「982」というぐあいで、世代が変わったということを示しています。
ポルシェとしては「981→982」についてはモデルチェンジ扱いとしており、よって2016年に登場した「新型」718は2023年まで製造する、ともコメント。
なお981世代は2013年に登場しているので、わずか3年で982へとバトンタッチしたということになりますが、実質的に981と982とは大きく変わらない(モデルチェンジというよりはフェイスリフト)とぼくは考えていて、よってこれらをひとまとめにすると、すでに登場から6年を経過し、最終的には10年程度生産されるロングセラーモデル、ということに。
そしてポルシェとしては、その「981と982」の魅力を高いレベルで継続させるためにフェイスリフトを行う可能性があるとも言われ、そして今回目撃された車両がその「フェイスリフト版」ではないか、とも。
今回目撃された「謎」718ケイマンは、現行ラインナップに対する追加モデルなのか、それともフェイスリフトモデルなのかは不明ではあるものの、さらなる魅力を発揮するのは間違いなさそうです。
こちらはその「謎」ポルシェ718ケイマンが走行する様子を収めた動画。
こちらは、じき発表されそうな718世代のケイマンGT4が走行する動画。