アメリカにて、ポルシェ911GT3 RS 4.0が38万ドルで販売中(欧州でも同等かそれ以上のプライスがついている)。
もちろん中古で、走行は25000キロ程度だそうです。
もともとアメリカでは新車価格185000ドルで販売されていたので、中古でこれだけ走行していても倍以上の価格になっている、ということになりますね。
ポルシェ911GT3 RS 4.0は、「最後のMT採用のGT3」ということでここまでプレミアが付いているようですが、もちろん限定台数が世界で600台、というところも影響していると考えられます。
アメリカはかなり早い段階からATが普及した国ですが、なぜかスポーツモデルのMT比率は非常に高いことも特徴で(車を楽しむ、ということを重視しているのだと思われる)、MTに対しては強いこだわりを持っているようですね。
なお、911GT3RS4.0のエンジンは911 GT3 Rと同じボアとストロークを持ち、鍛造チタンのピストン・コネクティングロッドなどモータースポーツ由来の装備を持つのが特徴。
ボディにはカーボンを一部使用しており、リアとリアサイドウインドウはポリカーボネイトの採用によって911GT3RSに比べて合計10kg軽量化されています。
0−100キロ加速は3.9秒、最高時速は310キロと今となっては速い方ではありませんが、強烈なドライブフィールが人気なのかもしれません。
ちなみに日本での問い合わせ先はポルシェ・ジャパン経由ではなくポルシェの競技用車を扱うコックス株式会社(販売窓口はポルシェ・ジャパンとコックス両方)、価格は2478万円で17台のみの限定販売。
日本では北米とは対照的に、新車時の価格よりも中古価格の方が安価であり、今の円安為替相場を考えると外国人の「買い」が入る可能性もあるので、「買えるタマがあるうちに買う」のが得策かもしれません。