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”エレクトリックマカン”第一弾はハイパフォーマンス版の「マカン・ターボ」。なお、EV版マカンは「車高が高く、室内が広いタイカン」になりそうだ

投稿日:2019/11/13 更新日:

| 使用するプラットフォームは、タイカンに採用される”J1”の発展版 |

次期ポルシェ・マカンはフルエレクトリックモデルになると言われますが、その「新型マカン」はポルシェとアウディとが共同にて開発した「PPE」プラットフォームを使用する、というウワサ。
なお、この「エレクトリックマカン」の話は随分前から出ていますが、最近では「エレクトリックマカンと、現行のガソリンエンジン搭載のマカンとは併売される」というウワサもあり、まだまだ「いろいろなことが決まっていない」のが実情なのかも。

なお、フランクフルト・モーターショーにおいてポルシェのSUV部門を率いるジュリアン・バウマン氏が英国Autocarに語ったところによると、「エレクトリックマカン」のトップバッターはハイパフォーマンスモデルの”マカンターボ”になるとされ、これはタイカンにおいて「ターボ」「ターボS」からスタートしたのと同様。

この戦略については、ポルシェと名がつく以上、ガソリン車以上のパフォーマンスを持つEVでなければ世間にインパクトを与えることが出来ず、セールス的に成功しないだろうという見通しがあるからだと思われますが、そのぶん価格も高くなってしまいそう。

タイカン、エレクトリックマカンに積まれるバッテリーは「600キロ」

なお、エレクトリックマカンについては上述の通り「PPE」が使用される予定ですが、これはタイカン用として設計された「J1」プラットフォームをベースにするとのことで、となるとエレクトリックマカンはつまり「車高の高いタイカン」ということになりそう。
ちなみにこちらはタイカンのプラットフォーム。
フロアにバッテリー(600キロある)を敷き詰め、その前後にモーターを内蔵したモジュールをドッキングさせています。

つまりマカンのEV版もこれと同様の構造を持つことになるということですが、今後発売されるフォルクスワーゲングループの(プレミアムクラスの)EVはすべからく同じ構造を持つということになり、そうなるともう各ブランド間での差異がほとんどなくなる、ということをも意味します。
加えて、フォルクスワーゲングループのみではなく、テスラはじめ他メーカーから発売されるEVも同じようなパッケージングを持つため、未来の自動車は、どのメーカーのものを購入しても基本構造が変わらず、変わるのは微妙なレイアウト上のバランス、モーターの出力や駆動方式、サスペンションのセッティング、そしてキャビンを含む「上モノ」。

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もちろんこういった状況でも各メーカーとも、ほかメーカー/ブランドとの差異を出そうとしてくるはずですが、現代のクルマほど大きな差はなくなるだろう、とも思われます。

なお、ポルシェについては、実際にジュリアン・バウマン氏が「エレクトリックマカンへのアプローチはタイカンと変わらない」とも語っており、今後は「セダン」「スポーツカー」「SUV」の差異はボディ形状の差異であり、やはり構造的には変わらない、ということになるのかも。

現在はエレクトリック時代への「過渡期」ということでこういった状況となっているのかもしれませんが、バッテリー技術が進化したり、各社ともEV設計に関する経験を積んでくると”また違う”事情(より各社間や、ボディ形状による差異が大きくなる)が出てくるのかもしれません。

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  • この記事を書いた人

JUN

興味の範囲が広く、猫、小説、映画、音楽、腕時計、クルマなど。 酒、タバコ、ギャンブルは一切しません(ある意味では自分の人生そのものがギャンブル)。 いま欲しいクルマはアルピーヌA110。

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