| 結局ボディカラーには「マルティニ」を選んだようだ |
ブガッティ・シロン・エルメスの納車を控え、かつマクラーレン・スピードテールも「エルメス仕様」でオーダーした米富豪、マニー・コシュビン氏。
今回はポルシェ935クラブスポーツの納車を受けていますが、このほかにもケーニグセグ・ジェスコ、フォードGT、メルセデスAMG One等、おおよそ考えうる限りのハイパーカーが納車される予定でもありますね。
まさに羨ましいとしか言いようがありませんが、ポルシェ935クラブスポーツの納車はどんな感じなのかを見てみましょう。
ポルシェ935の納車はこうやって行われた
まずはマニー・コシュビン氏が「やあ。今日はオレのポルシェ935クラブスポーツが納車される日だ」。
なお、ポルシェ935は911GT2 RSをベースとし、「サーキット走行専用」スペックへとコンバートした70台限定のレアモデルです。
そしてポルシェ935を積んだトレーラーを迎えるべく、ガレージから自宅裏の駐車場へ。
このオレンジのトレーラーにポルシェ935が積まれているわけですね。
「よし、オレのポルシェ935ちゃんと載ってるな・・・」。
ただしここからが問題で、このトレーラーからポルシェ935をおろす必要があります。
まずは格納・昇降式のスロープをセット。
そしてポルシェ935にははしごを使用し、横から乗り込みます。
ロールケージが組まれているので狭い!
それでもなんとか乗り込み、エンジンをかけてスロープへ。
ここで「アクセルとブレーキを踏み間違える」とそのまま転落となり、一瞬たりとも気を抜くことはできません。
スロープにポルシェ935を移動させた後はスロープごと車体をおろします。
無事に降車完了。
なお、前後タイヤとホイールハウスとの隙間が大きく、納車用に「スプリングになにか挟んであるか」「車高調(が装備されているのであれば)を上げているか」だと思われます。
なお、公道走行は考えていないのでサイドウインドウは樹脂製、そしてハメ殺し。
その後はさっそく自宅ガレージへ。
奥にメルセデス・ベンツSLRマクラーレンが見えますが、マニー・コシュビン氏は「5台」のメルセデス・ベンツSLRマクラーレンを所有することでも知られます。
【動画】パガーニ、ケーニグセグなど多数のハイパーカーを所有する大富豪。「今日は俺が持っている5台のメルセデスSLRマクラーレンを見てってくれ」
その後はガレージ内でアクセルを思いっきりあおりますが、そのサウンドはフラットシックスというよりはV8もしくはV10のような「粒の揃った」轟音。
奥にカレラGTも見えますね。
米富豪「今日はポルシェ・カレラGTの嫌いなところ10箇所を紹介する」。トランクの狭さ、後方視界の悪さ、燃費、そしてオイル交換は”毎年20万円”など
ちょっと興味深いのは、ポルシェセンターのセールスやサービスが同行せず、トラックのドライバーが一人で納車に来ていること。
サーキット走行専用モデルということで特殊な操作も必要と思われ、かつその価格の高さを考えると「説明のための」人もついてきそうですが、引き渡し後はドライバーが簡単な説明を行うのみ。
ただ、これは「レーシングカーといえど」ポルシェ935クラブスポーツは、市販車と同じイージーさを持つという証左なのかもしれません。
ちなみにステアリングホイールはクイックリリース。
そしてサイドにまでケージが組まれた車で難儀なのは乗降。
マニー・コシュビン氏はさすがに慣れたものですが、「貞子」のように、両手を前にして「這い出してくる」スタイルを取る人も多くないようです(地面に手をつく必要がある)。
VIA: Manny Khoshbin