
| ポルシェでもブレーキキャリパーのカラーが選べるようになる? |
インスタグラムアカウント、@porscheexclusivemanufakturが新型ポルシェ911ターボSの画像を公開。
「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」とあるものの公式アカウントではなく個人アカウントのようで、しかしどうやら車両そのものは「本物っぽい」ように見えます。
やや画像が粗く詳細を確認しづらいものの、フロントは911カレラシリーズに比較するとやや尖っているようですが、これは写した角度によるものかもしれません。
思ったほど大きくは(カレラから)変わってない
そのほかに気づくのはフロントバンパー内部のダクト内側に見えるでっかいラジエター。
つまりそれだけ発熱が大きい、ということになりますね。
バンパーのデザイン自体はGT系の「3分割/ハの字」ではなくカレラ系の「水平基調」が採用され、ここでGT系と差別化を図っている模様。
ただし整流のためか縦にボディカラー同色のフィンがあるのが特徴です。
デイタイムランニングランプはバンパー内のルーバーに組み込まれ、よく見るとバーが「クワッド」形状に光る模様。
ヘッドライト、バンパーサイドのウインカーはインナーが「ブラック」っぽく、しかし実際になんらかの変更を受けているのかは不明です。
ルーフは「ブラック」を採用しているようですが、これはブラックではなく、実際は「カーボンファイバー」なのかもしれません。

こちらはリアサイド。
ターボ系特有のエアインテークがフェンダー上に設けられていることがわかります。
ホイールはセンターロック、グロスブラックに切削加工。
ポルシェ属するフォルクスワーゲングループはこういった切削加工を好んで採用する傾向にありますが、たしかに足元を強調したり、ホイールサイズを大きく見せるにはいい手法なのでしょうね。
ちょっと気になるのはブレーキキャリパーですが、このカラーは「ブラック」。
ディスクとハウジング部が別体化しているところを見ると、このブレーキディスクはカーボンセラミック(PCCB)だと思われますが、となると普通はイエローのブレーキキャリパーを採用するはず(ポルシェはブレーキの仕様もしくは車両のグレードと、ブレーキキャリパーのカラーとがマッチしており、自由にキャリパーのカラーを選べない)。
ただしこのモデルはブラックのブレーキキャリパーを採用していて、もしかするとポルシェもランボルギーニやフェラーリ、マクラーレン、アストンマーティンのように「ブレーキキャリパーのカラーを選べる」ようになるのかも。
リアウイングは意外と小ぶり、そしてポルシェがずっと隠し続けていたテールランプ端にはとくに変わったデバイスはなく、もしかするとほかモデルと共通かもしれません。

ドア下部には「911 Turbo S」の文字が入り、サイドステップはリアタイヤ前で盛り上がっていることがわかります。
こういった明確な特記がサイドステップに設けられるのは、ポルシェとしては「初」だと認識しています。
なお、ドアハンドルやドアミラー、リアウイングはボディ同色なので、この個体は991世代に見られた、「各部をグロスブラック化されるオプション」が装着されておらず、にもかかわらずブラックのホイールを持っている、ということに。

ルーフを含め、どこまでが標準で、どこからがオプションなのかは不明ではあるものの、ここまで鮮明な姿を捉えたのは「初」でもあり、今回の画像は貴重な投稿だと思います。
おそらく新型ポルシェ911ターボ/ターボSの発表は3月に開催されるジュネーブ・モーターショー、そしてそれに先駆けオンラインでの公開があると推測されていますが、今のところスペックは「謎」。
911ターボSでは現行の580馬力から大きく出力が向上して620~640馬力を発生すると言われていて、並み居るスーパーカーたちをバッタバッタとなぎ倒すだけの性能が与えられることになりそうです。
そろそろ新型ポルシェ911ターボ/ターボSが発表されそうだ!スーパーカーをも脅かす性能を持つと予想されるもその「弱点」とは?
VIA:porscheexclusivemanufaktur