| マニュアル・トランスミッションでこのタイムというのがさらに驚き |
さて、ポルシェが突如発表し、周囲を驚かせた718 ケイマン/ボクスターGTS 4.0。
これは「(GT4とスパイダーを除いて)4気筒ターボ化」された718シリーズラインアップに対し、4リッター自然吸気フラットシックスを積んだグレードで、出力400馬力、0-100km/h加速4.5秒、最高速度293km/hというスペックを誇ります。
なお、日本での価格は10,720,000円に設定されており、12,599,074円というプライスタグを掲げ、そして718シリーズきってのハードコアモデルである718ケイマンGT4の「420馬力、4.4秒、304km/h」よりは控えめな数字でもありますね。
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ポルシェが突如「718ケイマン/ボクスターGTS」の4リッター自然吸気6気筒版、”GTS4.0”発表。やはり4気筒ターボエンジンは不評だった?
| 0-100km/h加速はケイマンGT4を凌駕する | ポルシェが「718ケイマンGTSと718ボクスターGTS」に対し、4リッター・フラットシックスを積んだ「718ケイマン/ボクスターGTS 4. ...
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やはり最新のポルシェは速かった
そこで今回Sportautoが718ケイマンGTS4.0を借り出してホッケンハイムGPコースでのタイムアタックを行い、記録したのは1:56.9という好タイム。
このタイムがどれくらいなのかということですが、周囲にいるのはBMW M2CS(1:55.80)、ポルシェ911GT3(997/1:56.41)、NMW M850i(1:56.60)、ポルシェ911カレラGTS(991/1:56.90)といった錚々たる顔ぶれ。
ちなみに先代(981)ケイマンGT4が1:57.40なので、なんとこれよりも1秒速いタイムを記録したということになりますね。※718世代のケイマンGT4は1:55.00
参考までにランボルギーニ・ウルスは1:57.10というSUVとは思えないタイムで走り、市販車のトップタイムはマクラーレン・セナ(1:40.79)、そしてほかのメジャーどころだとマクラーレン720Sが1:45.50、フェラーリ488ピスタが1:45.90、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJが1:47.30、992世代のポルシェ911ターボが1:47.80、メルセデスAMG GT R Proが1:48.00、ランボルギーニ・ウラカンEVOが1:49.00。
ちなみにホンダNSXは1:55.30という「相当に速い」タイムを記録していて、サーキットでは遅いんじゃないかという予想をいい意味で裏切る形に。
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話をポルシェ718ケイマンGTS4.0に戻すと、981世代のケイマンGTSのタイムは2:01.90という記録が残るので大きくタイムが向上しているということになり(このタイムはなんらかの事情によってやや遅めに出ていると思われる)、上述の通りケイマンGT4についても981世代のケイマンGT4は1:57.40、718世代のケイマンGT4だと1:55.00へと短縮。
さらに911GT3だと、997世代では1:56.41、991世代だと1:53.90と確実に速くなっていて、やはり「最新のポルシェは最良のポルシェ」なのだということもわかりますね。