
| サビ風というよりは実際にサビさせているらしい |
さて、ポルシェのパーソナリゼーション部門、「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」が自社のレストア部門「ポルシェクラシック」とのコラボレーションにて、「サビ風塗装」を発表。
この塗装を施せば新車のポルシェであってもサビを再現したクラシックポルシェ風になるというものです。

塗料には特殊な金属化合物を配合
なお、このエクスクルーシブ・マヌファクトゥアは1950年代、つまりポルシェがスポーツカーを販売し始めた頃から活動しているそうですが、これまでにも様々な要望に答えるべく、特別な仕様を持つクルマを送り出しています。
そして今回、エクスクルーシブ・マヌファクトゥアが発表したのが「サビ風塗装」ですが、これは塗料に金属を混ぜることでその金属を酸化させるというもの。
ポルシェはカスタムペイントプログラムとして「ペイント・トゥ・サンプル(Paint To Sample=PTS)」を持ちますが、このサビ風ペイントは「Patina Paint To Sample」と命名されて新しいオプションとして追加されることに。

エクスクルーシブ・マヌファクトゥアではこんなことも可能
上述のとおり、ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥアの基本は1950年代から存在しますが、当時は「356にリアワイパーを取り付けてほしい」という要望からスタートしたと言われます。
その後もスタイリングを中心に顧客の求めに応じてカスタムを行ってきたものの、一部ではエンジンやシャシーのカスタムも行っており、「911ターボS」はもともとエクスクルーシブ・マヌファクトゥアにて作られたものが元祖だとも。
その後1986年に正式に「ポルシェ・エクスクルーシブ」と名乗るようになり、1990年代後半には600以上ものオーダーオプションを抱えるようになり、現在に至るといった流れです。
-
-
ポルシェのカスタム部門「エクスクルーシブ」の知られざる事実5つ。初代ターボSはエクスクルーシブ製
| ポルシェは「どんな仕様にでも」カスタムが可能 | 1986年にスタートしたポルシェのカスタム部門「エクスクルーシブ」に関する知られざる事実5つ(最近”エクスクルーシブマヌファクトゥア”に改名)。こ ...
続きを見る
中東のシーク向けにはこんな959を作成したことも。
-
-
中東には、当時ポルシェ959を「7台以上」注文したシークがいた!そのうちの2台がポルシェミュージアムに展示中
| オイルマネーは羨ましい限り | 1986年に発表されたポルシェ959。当時のポルシェが持つ「技術の粋」を集めたクルマであり、発表当時は「もっともパワフルなポルシェ(450馬力)」そして「世界で最も ...
続きを見る
最近だと「最も高価なポルシェ911」、911ターボSエクスクルーシブをリリースしています。
-
-
ポルシェが「911ターボSエクスクルーシブ」の追加画像公開。ボディカラーが新しく2色登場
ポルシェが先日発表したばかりの”最も速く、最もユニークなポルシェ911”「911ターボSエクスクルーシブ」の新しい画像、そして発表時の動画などを公開。 ポルシェ・ジャパンのページにも正式に911のライ ...
続きを見る
サビ風ペイントのポルシェ911を紹介する動画はこちら
なお、今日は4月1日で、このオプションが正式に選べるようになるのも「4月1日から」。
合わせて読みたい、ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥア関連投稿
-
-
ここまでオプションにお金のかかった911は見たことない!「911タルガ4S エクスクルーシブ デザインエディション」が中古市場に
| ポルシェの限定モデルはいつも名前が長い | ポルシェは911「タルガ」を(最近だと996世代以降)911シリーズに用意していますが、これは(世代によって)ルーフトップを取り外しできたり、スライド機 ...
続きを見る
-
-
まさかのポルシェ公式!ランボルギーニのボディカラー「Azzuro Thetys Metallic」に塗装した新型911GT3が公開
| しかも公開したのはポルシェGT部門のボス、アンドレアス・プルニンガー氏 | さて、ポルシェはそのパーソナリゼーションプログラム「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」にて様々な顧客の要望に対応するこ ...
続きを見る
-
-
名前長過ぎ!ポルシェが特別モデル「911タルガ4 GTS エクスクルーシブ マヌファクトゥア エディション」発表
| ポルシェが強烈に長い名前のスペシャル・エディション発売 | ポルシェは次期911(992)をロサンゼルス・モーターショーにて発表する見込みですが、最後の最後まで現行モデルについては手を抜く気はなく ...
続きを見る
参照:Porsche