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【動画】北米に輸入されたのは303台のみ、事故率が高く何台現存するのか不明なポルシェ911GT2(996)が競売に登場

2021/06/01

北米に輸入されたのは303台のみ、事故率が高く何台現存するのか不明なポルシェ911GT2(996)が競売に登場

| さすがにボクもこのクルマを運転するのはちょっと恐ろしい |

一説によると相当な台数が廃車になったとも言うが

さて、ウィドウメーカー、つまり「未亡人製造機」なるニックネームを頂戴する996型ポルシェ911GT2が米中古車売買サイトに登場。

この911GT2は2003年式で、2002年から2005年にかけ、北米にわずか303台しか入らなかったうちの一台で、ボディカラーはアークティックシルバー、そして走行距離わずか5,500マイルという理想的な物件です。

996世代の911GT2はいまひとつその名が知られなかったが

なお、911GT2の名を轟かせたのは991世代の911GT2”RS”で、その理由は「ニュルブルクリンクのトップタイムを記録したから」。

それ以前の911GT2はどちらかというと「コレクターやエンスージアスト向けにひっそりと販売されていた」という印象が強く、あまり一般的ではなかったとも捉えています。

ワルター・ロール「ポルシェ911GT2RSは速くなりすぎた。人やエンジニアリングの限界を超えつつある」

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なお、ポルシェはとくに限定台数を公言しないながらも生産数を絞るモデルがいくつかあり、GT3やGT3RS、GT2、GT2RSがそういったモデルの代表例。

おそらくポルシェとしては台数を絞ることが目的ではなく、GT部門の(コンポーネント等の)生産能力の限界が台数を制限しているのだと思われますが、とにかく「結果的に少ない生産台数に終わってしまう」のがGT系ということになります。

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今回販売されているポルシェ911GT2はこういった仕様を持っている

そして今回オークション形式にて販売されるポルシェ911GT2RSですが、見た通りの素晴らしいコンディションを持っており、ポルシェによる生産証明書、整備記録、工場出荷時の資料、スペアキーなど新車時に付属していたものが揃う、とのこと。

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ホイールは純正18インチ、ブレーキも純正のカーボンセラミックディスク(PCCB)。

タイヤはフロントに235/40、リアに315/30のミシュラン・パイロット・スポーツ。

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なお、2019年にフロントストラットマウント、そしてコイルスプリングが交換された記録が残っている、とのこと。

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搭載されるエンジンは3.6リッターツインターボ、出力は462PS。

この911GT2のベースは「911ターボ」ですが、出力向上(911ターボは450PS)そして後輪駆動化(911ターボは4WD)、100kgもの軽量化を行っており、車高も20ミリダウン、トランスミッションは6速MTのみの設定というスパルタンなモデルです。

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あまりのピーキーさから上述の通り「未亡人製造機」と呼ばれるに至っているわけですが、実際のところ北米に輸入された303台のうち、どれくらいの台数が現存するのかはまったく不明。

なお、オークションは終了まで数日を残しており、現在の価格はおおよそ1300万円ほどまで上がっており、おそらくはまだまだ価格が上昇するものと思われます。

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ポルシェ911GT2のインテリアはこうなっている

そしてこちらは今回出品されるポルシェ911GT2の内装。

ブラックレザーがベースとなっていますが、ステアリングホイールにはシルバーレザーが使用されており、これが純正かどうかは不明。

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今こうやって996世代のインテリアを見ると、水冷ながらも「空冷世代に近い」雰囲気を持っているようにも見えますね。

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ポルシェ911GT2RSを紹介する動画はこちら

参照:Bring A Trailer

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