ポルシェの最新限定モデル「911スポーツクラシック」の内外装が完全リーク！1973年のカレラRS 2.7をイメージしたダックテールリヤスポイラー装備

｜　911スポーツクラシックはすでに完売済み、一般人にはまったく手が届かないクルマとなりそうだ　｜

ポルシェはここ最近、急速に「過去」への憧憬を強めている

さて、ポルシェが911の新たなる限定モデル「911スポーツクラシック」を発売するというのは周知の事実ではありますが、今回はその内外装を示すオフィシャルフォトと思われる画像がリークされ、著名インスタグラマーによってその詳細が明らかにされています。

このポルシェ911スーポーツクラシックは1973年に発表された「911カレラRS 2.7（通称ナナサンカレラ）」へのオマージュだとされ（となると2023年モデルとして生産？）、同じテーマを持つクルマとして997世代の911をベースにした250台のみ限定の「911スポーツクラシック（2009）」も存在しており、しかし画像を見る限りでは「新」911スポーツクラシックのほうがさらにレトロな仕様を持つもよう。

ボディカラーは「スポーツクラシックグレー」

ちなみにポルシェ自身もすでにこの911スポーツクラシックのティーザーキャンペーンを開始していて、それによるとボディカラーは「スポーツクラシックグレー」。

これは997世代の911スポーツクラシックに採用されていた青みがかったグレーです。

そして今回リークされた画像でもそのスポーツクラシックグレーをイメージカラーに使用していることがわかりますが、フロントフードとルーフには一段下がった凹みが設けられ、それに沿うようにしてホワイトのラインが設けられています（ティーザー動画を見るに、ステッカーではなくペイント）。

サイドにはストライプと「PORSCHE」文字、そして「60」のレタリング。

このあたりは（センターストライプとのセットで）オプション扱いとなるのかもしれません。

ホイールはフックススタイル、そしてブレーキキャリパーはブラック、そしてブレーキディスクは（見たところ）カーボンセラミック。

リアには当然ながらダックテール式リアスポイラー、そしてエンジンフードにはレトロなバッジ、さらに「PORSCHE」文字や「911 Sport Classic」文字はゴールド。

このゴールドはかつての911に見られたもので、ポルシェは「100万台目のポルシェ911」でもこのゴールドエンブレムを採用しており、特別なモデルにしか使用されないということもわかります。

ポルシェ911スポーツクラシックのインテリアはこうなっている

そして今回はインテリアの画像も完全リーク。

アッパーやルーフ内張りはブラック、ロワーパートやシート、センターコンソールはライトブラウンを採用し、シートの中央にはシックな千鳥格子（ハウンドトゥース）が使用されています。

タコメーターには（初代911に見られた）グリーンがあしらわれ、右側には「911 Sport Classic」の文字、そして左側にはちゃんとダックテールが再現された911スポーツクラシックのシルエットも。

今回はリークによってその内外装が判明していますが、反面わからないのは「限定台数」「価格」「スペック」。

限定台数はウワサだと992台、価格についてもウワサレベルで3800万円くらいだとされ、そして驚くべきは発表前の今の時点ですべてが完売している、と言われていること。

もちろん価格に関係なくポルシェの限定モデルが完売することは不思議ではありませんが、まったくネット上にそういった（注文した、という）情報がないままに完売しているところを見ると、極秘裏に、そして箝口令が敷かれた中で限られた顧客のみに販売が行われ、そして案内を受けた顧客の忠誠心は非常に高い（情報を漏らしていない）ということになりそうです。

なお、搭載されるエンジンについては911カレラGTSの3リッター・フラットシックスをベースとして480PSを発生するという説が濃厚で、駆動輪は後輪のみ、トランスミッションは6速マニュアルとPDK（リークされた画像では6速MTを確認できる）、そして大幅な軽量化がなされる可能性が大。

ポルシェ911スポーツクラシックのリーク画像（インスタグラム）はこちら

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参照：ptsshades, wilcoblok