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【動画】ポルシェ911ターボをベースにした「サファリ」カスタム、マーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」が公の場に登場!限定40セット、コンバージョン価格は6800万円

【動画】ポルシェ911ターボをベースにした「サファリ」カスタム、マーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」が公の場に登場!限定40セット、コンバージョン価格は6800万円

| 中東の顧客だけで軽く40台分の受注が埋まりそうだ |

その価格は安くはないが、内容を見るにけしてその価格は「高く」ない

さて、イタリアのコモ湖畔にて開催されたヴィラ・デステ・コンコルソ・デレガンツァには様々なレアカーが登場することで知られます。

来場者自体がリッチもしくはセレブのみなので、展示されるクルマも「富裕層対象の少量生産車」であるケースが多く、今回動画にて紹介される「マーク・フィリップ・ゲンバラ・マーシャン」もそのひとつ。

なお、マーク・フィリップ・ゲンバラは、ポルシェのチューンで有名だった「ゲンバラ」創業者であるウーヴェ・ゲンバラの実子ではありますが、ゲンバラが資金難に陥って第三者に売却された際に「創業者色」を消すために排除されています。

そして新しいゲンバラが創業者色を消したかった理由としては、ウーヴェ・ゲンバラがマフィアから資金提供を受け、しかし返済できずに殺害されてしまったという事実も関係しているそうですが、とにかくこういった経緯があり、マーク・フィリップ・ゲンバラは、創業者の息子でありながらも「ゲンバラ」の名を使用できず、混同を避けるために「マーク・フィリップ・ゲンバラ」名義にてビジネスを展開しているわけですね。

80年代のビッグネーム「ゲンバラ」はなぜ落ちぶれ、創業者は殺害されねばならなかったのか?そしてなぜ息子は「ゲンバラ」を名乗れないのか
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マーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」はこんなクルマ

そしてこの「マーシャン」はポルシェ911ターボのコンプリートカーであり、かつての「959」にインスパイアされた外観が特徴的。

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マーシャンとは「火星人」を指しますが、マーク・フィリップ・ゲンバラがこのクルマのテストを行ったアラブ首長国連邦のアル・ファヤ砂漠の赤い砂が「火星のよう」だったことからこのネーミングに至ったと言われます。

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搭載されるのはポルシェ製の3.8リッター・フラットシックス・ツインターボで、このエンジンはなんとRUFによる改良を受け、出力は740馬力に、そしてさらなるパワーを求める顧客には818馬力/930Nmバージョンも提供されます。

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なお、740馬力バージョンであっても0-100km/h加速はわずか2.6秒、最高速は330km/hというパフォーマンスを誇るので、818馬力版だとその数値は「推して知るべし」。

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けっこう「すっきりめ」の外観を持つものの、その中身はけっこうハードに改造されており、フロントサスペンションは911GT3同様のダブルウィッシュボーンへ、ダンパーはインテリジェントアクティブコントロール機能付きへ、そしてサスペンションそのものはKW製でノーマル比+25ミリを実現しています。

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ドライブモードにはグラベル、マッド、サンド、スノーがプログラムされ、様々な環境にて使用できるよう、オンロードタイヤとオールテレーンタイヤの両方の装着が可能です(装着しなかったほうはスペアとして付いてくる)。

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ちなみにテールランプやリアのウインカーは巨大なウイングに隠れてしまっており、リアサイドマーカーもないので、実際の製品化に際しては(法規に対応するため)いくつかの変更を行う必要がありそうですね。

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エキゾーストシステムにはアクラポヴィッチが採用されているようですね。

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なお、このボディパネルはすべてカーボンファイバーにて成形されており、959同様にリアウイングと一体化したリアフェンダーがなかなかにスペクタクル。

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このマーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」のコンバージョン価格は49万4500ユーロ(約6800万円)、限定販売数は40台となっていますが、この価格はベースとなるポルシェ911ターボもしくは911ターボSの価格を含んでおらず、トータルだと「ポルシェ911ターボ3台分」くらいのコストがかかるということになりますね。

マーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」のインテリアはこうなっている

そしてこちらはマーク・フィリップ・ゲンバラ・マーシャンのインテリア。

ダッシュボード形状やセンターコンソール形状が改められ、カーボンファイバーとアルカンターラづくしとなるほか、ステアリングホイールのセンターにが「G」のマークも。

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ダッシュボードにはマーク・フィリップ・ゲンバラのサイン入り。

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マーク・フィリップ・ゲンバラ・マーシャンを紹介する動画はこちら

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参照:Automotive Mike

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