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もしポルシェ・ヴィジョン357が市販化されたら?市販車生産75周年、ヴォルフガング・ポルシェ生誕80周年、911誕生60周年の今年にサプライズを期待しよう

もしポルシェ・ヴィジョン357が市販化されたら?市販車生産75周年、ヴォルフガング・ポルシェ生誕80周年、911誕生60周年の今年にサプライズを期待しよう

| 未来のコレクターズアイテム」としてもポルシェはヴィジョン357を市販すべきだと思う |

おそらく今年はいくつかの「サプライズ」があるだろう

さて、ポルシェはつい先日「最初の市販車であるポルシェ356のオマージュ」としてビジョン357コンセプトを発表していますが、今回はそのポルシェ357が市販されたら?という想定に基づいた仮想レンダリングが公開されています。

なお、このポルシェ・ヴィジョン357コンセプトは、718ケイマンGT4 RSをベースとした「実動車」ではあるものの、現時点では市販の予定はない、と(ポルシェによって)言及されています。

ただ、ポルシェは”市販車生産70周年”記念として、過去に「935」をサプライズにて発売したことがあり、2023年は「市販車生産開始から75周年、ヴォルフガング・ポルシェの生誕80周年、911誕生60周年」という記念すべき年にあたるので、なんらかの動きがある可能性も否定できません。

ポルシェが「356の75周年」を記念しヴィジョン357コンセプトを発表!過去と現在、そして未来を結びつけ、今後のポルシェに採用されるディティールも
ポルシェが「356の75周年」を記念しヴィジョン357コンセプトを発表!過去と現在、そして未来を結びつけ、今後のポルシェに採用されるディティールも

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ポルシェ356はこんなクルマ

ポルシェ356は上述のとおり、ポルシェという名を持つ最初の市販車ですが、もっと正確いうならば1948年6月8日に認証された、オーストリアはグミュントで製造された、「ポルシェ 356 No.1 ロードスター」がそのルーツ。

これは“グミュント ロードスター”とも呼ばれていて、フォルクスワーゲン社製の1.1リッター・フラットシックス水平対向4気筒エンジンが搭載され、最高出力は35PS、車体重量はわずか585kg、最高速度は135km/hというスペックを持っています。

その後356は1950年に量産に入り、プレAシリーズを経て356 1100、356 1300、356 1500、といった具合に順調に進化し、1955年まで製造され、全てのモデルにおいてクーペ、カブリオレ、スピードスター、ロードスターといったボディ形状が与えられています。

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ちなみに現在のポルシェ・クレスト(エンブレム)が与えられるようになったのは生産開始から3年後の1951年。

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ポルシェは1948年に1号車の生産を開始したのち3年間はエンブレムを持たなかった!現在のエンブレムの原型ができたのは1952年、これまでに5回の変更を受けている
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市販モデルのポルシェ357はこうなる?

そしてこちらがTheottleによって「市販バージョン化」されたポルシェ・ヴィジョン357。

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こちらはポルシェ・ヴィジョン357コンセプト。

市販化想定に際し、ヘッドライトなど保安部品が装着され、ホイールが現実的なデザインに、そしてドアカメラも”ドアミラー”に。

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こちらはリアから見た市販バージョンのポルシェ357。

リア周りが変更されてマカンのテールランプが組み込まれ、ヴィジョン357コンセプトに用いられていた特徴的なグリルが取り払われています(できればリアグリルは残し、テールランプは丸2灯としてほしかった)。

ボディ形状自体に変更はないようですが、リヤディフューザー形状に若干の変更があるようですね。

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現時点ではこのヴィジョン357コンセプトの市販化については「ナントモ」ではありますが、ポルシェに対しては少なからず顧客からの要望が集まっているはずで、ポルシェの動きには注目したいところですね(もちろんベースは718ケイマンGT4RSで市販化希望)。

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ポルシェ・ヴィジョン357コンセプトを市販モデルへと変化させる動画はこちら

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参照:Theottle

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