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このボディカラーはなんと1360万円!車両価格2480万円のポルシェ911GT3ツーリングにここまでの費用を投じてカスタムペイントするオーナーがいようとは

投稿日:2023/03/07 更新日:

このボディカラーはなんと1360万円!車両価格2480万円のポルシェ911GT3ツーリングにここまでの費用を投じてカスタムペイントするオーナーがいようとは

| ボディカラー以外はほぼ「ブラック」が選択され、一層この色味が強調される |

たしかにこの色調はポルシェの純正オプションには存在しないように思われるが

さて、ポルシェは非常に多彩なボディカラーのオプションを持つことで知られ、最近はさらに多種多様なカスタムカラーを指定できる「ペイント・トゥ・サンプル」を導入したばかりです(ただ、カーコンフィギュレーター上では時期によって選択できない。もしかすると対応できる枠が埋まっていると選べないのかも)。

そして今回紹介するのはカナダにて納車された911GT3ツーリングで、このカラーはワンオフにて調合されたものだといい、その名も「エクスプローシブ・ゴールド」。

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エクスプローシブ・ゴールドのコストは10万ドル

そしてこのエクスプローシブ・ゴールドへとペイントするのにかかった費用はなんと10万ドル、つまり現在の為替レートに換算すると1360万円ほど。

つまりこのポルシェ911GT3ツーリングのオーナーは(日本だと)2480万円の車両価格に対して1360万円ものオプション価格を”ボディカラーに対してだけ”で支払ったということになり、文字通りの勇者だと考えてよいかと思います。

たしかにポルシェが純正で用意するカラーパレットにはこれに似たカラーは無いように思いますが、それにしてもこのカラーにペイントするためだけにこのコストを支払ったというのは驚きとしかいいようがありません。

なお、このボディカラーはポルシェ911ターボ「エクスクルーシブ」に設定されたゴールデンイエロー・メタリックに近いように見え、しかしちょっと濃い色調を持つようにも見えますね。

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ただしボディカラー以外の部分はけっこう「控えめ」で、ホイールはブラック、ヘッドライトもブラック、そしてテールランプもブラック、さらにブレーキキャリパーもブラック、おまけにインテリアもブラックという仕様。

つまりこのオーナーさんは、このボディカラーを引き立てるためのスペックを選択したと考えていいののかもしれません。

なぜワンオフカラーはここまで高価になるのか

なお、ポルシェに限らずワンオフカラーは非常に高価であり、その理由は単に「専用に調合する手間がかかるから」だけではなく、調合したカラーのテストが必要となるため。

たとえば日光にさらしたり、塩害にさらしたり、そのほか雨風にさらしたりといったことを行い、最低でもこれは6ヶ月の間これらが継続される、と言われます。

加えて、現代のクルマの外板には「アルミ、スチール、(場合によっては複数の)樹脂」など様々な素材が採用されていて、これらの上にペイントするとなると「全く同じ調合の塗料」を使用したのでは仕上がりが同じにならず、「アルミ、スチール、樹脂」向けにそれぞれ異なる調合を行ってはじめて「全体として同じ色味を再現できる」とされ、つまり「1種類だけ調合すればいい」のではなく、塗装する素材の数だけを職人のワザによって微妙に調整しつつ調合せねばならないわけですね。

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そう考えると、この「1360万円」というとんでもないコストが少しは正当化されるような気がしてくるワケで、こういった理由によって「ワンオフカラー」が高価になるのだと(各自動車メーカーから)説明がなされています。

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参照:CRABUZZ

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