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ポルシェで最も成功したレーシングカーの一つ「962C」を公道仕様に改装したオーナーがいた!「ステアリングが重く、小回りがきかず、後ろも見えないです。ええ」【動画】

2023/03/08

ポルシェで最も成功したレーシングカーの一つ「962C」を公道仕様に改装したオーナーがいた!「ステアリングが重く、小回りがきかず、後ろも見えないです。ええ」【動画】

| それでもポルシェのレーシングカーで公道を走る心意気には敬服する |

これこそまさに「ポルシェオタクの鏡」である

さて、世の中にはとんでもないエンスージアストがいるもので、これまでにも「レーシングカーを公道仕様にコンバートして乗る人たち」が過去に何度か紹介されています。

そしてこの「レーシングカー」とは、市販車をレーシングカーにコンバートし、それをまた市販車に戻すといったマクラーレン・セナ GTRのような例、もしくはホモロゲーションモデルではなく、「完全にイチからレーシングカーとして設計・製作された競技用車両」を指しています。

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今回はル・マン時間レースで活躍したポルシェ962Cを公道仕様へコンバート

そして今回Youtubeへと動画が投稿されているのが「ポルシェ962Cを公道仕様へとコンバートし、合法に登録したオーナー」。

これはクレーマー・レーシングが購入した11台のシャシーのうちのひとつであり、搭載れされるエンジンは3リッター・フラットシックス・ツインターボ、その出力は750馬力。

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出力自体は現代の基準からすると「さほど」高くないように見えるかもしれませんが、重要なのはこのポルシェ962Cの車体重量が1,000kgということで、そのため(エアロダイナミクスに優れるボディと相まって)最高速は350km/hを記録します。

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もともとポルシェ962Cシリーズは1984年にIMSA-GTPクラスへと参戦するためにポルシェが開発したレーシングカーですが、1985年にレギュレーションの変更によって(グループC規定に合わせる形で)登場したのが962C。

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生産台数はワークススペックで14台、カスタマースペックで60台、そのほかあわせて91台だと記録され、このクレーマー・レーシングの962Cはもちろんカスタマースペックだと思われます。

当初エンジンは2.65リッターからスタートしており、最終的には3.2リッターまで拡大されていますが、1994年の引退までバージョンアップが続けられており、様々なバリエーションが世界中のレースに参戦し、ル・マン24時間レースはじめ数多くのレースにおいて勝利を獲得していますね。

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このポルシェ962は「ポルシェにとってもっとも成功したレーシングカーのひとつ」であり、ポルシェが今年ル・マンへと復帰するに際して用意するレーシングカーに「(962の後継的意味合いにて)963と名付けたことからもその存在の大きさがわかろうというもの。

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これまでにポルシェ962Cを公道仕様へとコンバートした例は何台か存在する

動画では実際にこのポルシェCにて公道を走行していますが、ドライバーいわく「ステアリングが重く、回転半径がひどく小さく、後方視界は基本的にない」。

そしてクラッシュを避けるためにトラクションコントロールを装備しているものの、それでも「非常に繊細なコントロールが要求される」ようですね。

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なお、驚くべきことに、このポルシェ962Cの公道バージョンはいくつか存在し、最も有名なのはバブル期に日本で企画された「シュパンポルシェ」ですが、このほかにもDPモータースポーツDP62、ケーニッヒスペシャルズ962といったクルマも存在します(この個体は、イギリスのスペシャリストであるBBMスポーツによって公道仕様へと改装されている)。

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ちなみにナンバー「プレート」ではなく「ステッカー」。

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公道仕様なのにサイドマフラー。

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ホイールはもちろんセンターロック。

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どう考えてもこのクルマを公道にて走行させることは「苦行」でしかなさそうですが、それでもドライバーはちょっと楽しそう。

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公道走行可能な仕様へとコンバートされたポルシェ962Cをドライブする動画はこちら

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参照:Supercar Driver

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