クラシックカーあるある、「納屋で発見された貴重な車」。
今回は1957年製ポルシェ356A 1600スピードスターですが、40年近く納屋に眠っていた、とのこと。
走行可能な状態で眠りに入ったようですべてのパーツが揃っていますが、画像の通り埃だらけ。
しかしながら見たところでは大きなサビもなく、比較的状態は良さそうです。
ボディカラーはアクアマリンメタリック、内装はベージュのレザレット。
いずれも工場生産時のままで、作られたのは1957年の3月5日、USスペックのバンパー装備。
アメリカのディーラーに運ばれた後、1957年6月にアメリカ人に購入され、そこからなんと59年間その人の名義のままだそうです(つまりワンオーナー)。
1975年にオーナーさんはこの車をガレージにしまい、そこからどういった理由かは一度も乗らず。
2012年にそのオーナーさんが無くなる際に親しい友人に託され、今回この車を納屋から出すことになったそうです(2012年から今までこの車がどうしていたのかは不明)。
オークション開催元によると、現存する356はほとんどレストアを受けており、オリジナルの塗装や内装を持つ個体はきわめて稀、とのこと。
予想落札価格は最高で2600万円程度と見られます。
欧米ではこういった「納屋で発見」された車が度々出てきますが、ぼくにとっては「なぜ納屋に眠ることになったのか」、「それがなぜ発見されたのか」という隠されたストーリーが非常に気になります。
アメリカならではというか、時々報じられる「納屋で価値のある車が眠っていた」という案件。
今回はポルシェ356で、1985年以降ずっと納屋の中にあったそうです。
詳細は不明ですが、家族が亡くなって整理していたら出てきた、先祖の残した納屋(土地)を売ろうとしたら出てきた、台風で納屋が飛んでったら出てきた、というパターンが今までに報道されています。
こんな感じでアメリカにはまだまだザクザクとお宝が眠っていそうですね。