ジェイ・レノ・ガレージに俳優兼ポルシェのレーシングドライバー、パトリック・デンプシーと1973年ポルシェ911カレラRSが登場。
同時に最新の911GT3RSも登場し、新旧RSモデルを乗り比べています(GT3RSのほうは速度域が高いこともあり、二人共ヘルメットを着用)。
1973年モデルのポルシェ911カレラRS、通称”ナナサンカレラ”は非常に高い価値を持つことで知られ、その価格はここ10年で7倍にまで上昇(たぶん今はもっと高い)したことでも知られます。
そこまで高価な理由としては「限定生産」だったことが起因しており、かつグループBのホモロゲーション獲得用として軽量化(重量960キロ)とパワーアップという現代のポルシェ(のGTやRSモデル)にそのまま通じる手法にて戦闘力を高めた車両、つまり現在のRSモデルの源流ということがあるのでは、と考えられます。
1973年911カレラRSは当初500台の生産だったものの一瞬で完売し、その後1000台を追加。
「ツーリング」「スポーツ」「レーシング」の3グレードあったと言いますが、日本に入ってきたのは「スポーツ」のみで14台とのこと。
ポルシェ乗りにとって「RS」とはこのナナサンカレラのイメージが強く、よって現代でも「RS」というと「希少」「スパルタン」という図式が連動して浮かび上がることに。
動画では例によってジェイ・レノとゲスト(パトリック・デンプシー)が楽しくドライブしながらその車について語っていますが、新旧RSのサウンドの差などはなかなか興味深いと思います。