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ポルシェ918スパイダーが5度目のリコール。アメリカでは販売した車ほぼすべてが対象の大規模な内容

投稿日:2017/01/10 更新日:

ポルシェ918スパイダーが5度目のリコール。
今回の対象は(アメリカで)306台とのことですが、これはアメリカで販売された918スパイダーの「ほとんど」で、これまで以上に大規模なものと言えそうです。

リコール内容としては「フロントサスペンション」に起因するもので、ロア・コントロール・アームにクラックが入る可能性があり、対応としてはこれを交換する、というもの。
ポルシェは比較的リコールが多いように感じますが、それは「918スパイダー」のリコール回数が多くニュースになりやすいためと思われ、実際の調査だとポルシェはリコール率も低く、その対応も優れる、という結果が出ていますね。

加えて、「事故になる前にリコール」という姿勢が徹底していると思われ、ポルシェは車両に起因する大きな事故が報じられないようには感じます。

これまでのポルシェ918スパイダーのリコール内容(いずれもアメリカ)は下記の通り。

1.ラジエターファン配線の取り回し(対象:205台)
2.リアアクスルのコントロールアーム(対象:17台)
3.シャシーコンポーネント強度不足(対象:228台)
4.シートベルト巻取り装置の不具合

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ポルシェが918スパイダーをリコール。
今回はシートベルト巻取り装置の取付方法が不適切、とのことで走行性能には関係なく、簡単な処置で正しい状況に戻せるようです。

なおポルシェ918スパイダーは過去にも数回リコールされており、ひとつは配線の取り回し。
これはエンジンルームを通るラジエターファンの配線の取り回しが不適切で、カーボン製の遮熱板によって断線に至る可能性があるため。
もうひとつはリアアクスルのコントロールアームで、これはアーム破断の可能性がある、というものです。
さらにはシャシーコンポーネントについて、「強度を確保できないパーツが使用されている」とのことで、パーツ交換にて対応。

北米ではそれぞれ205台/17台/228台という台数がリコールされていますが、さすがに少量生産車は「発売してみないとわからない」ことも多いようですね。

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