オーストリアのベンチャー企業、Kreisel Electricがポルシェ910のエレクトリックカーを発表。
この企業は以前にメルセデス・ベンツGクラスをエレクトリック化し、アーノルド・シュワルツェネッガー氏のテストドライブを企画した会社ですね。
なお今回のポルシェ910については「レプリカ」で、本物の希少な910を改造したわけではない、とのこと。
公道走行(登録)可能な要件を満たしているとのことですが、価格はなんと驚愕の1億3000万円、とアナウンスされています。
仕様されるモーターは483馬力を発生し2速トランスミッションを搭載(EVでトランスミッションを搭載するのは珍しく、ナノフローセルとレクサスが使用)し、車体重量は1100キロ。
0-100キロ加速はなんとブガッティ・シロンと同じ2.5秒、最高速度は時速300キロにも達するようですね。
加えて航続可能距離は350キロ、と実用性も確保しています。
正式名称は「Kreisel Evex Porsche 910e」となっていますが、ポルシェに許可を取っているのかどうかは不明。
本物の「910」は1967年にポルシェが開発したレーシングカー(906の後継)で、わずか28台のみが製造。
エンジンは2000cc(220馬力)と2200cc(270馬力)とが存在し、ニュルブルクリンク1000キロなどで勝利を収めています。
一般には「カレラ10」の愛称で呼ばれることが多いようですね。
VIA:Motor1