| フォルクスワーゲンが「ゴルフR420」計画を解凍か? |
フォルクスワーゲンが、かつてテストしていた「ゴルフR420(R400)」を引っ張り出してニュルブルクリンクにてテスト中(以前にテストされていたゴルフR420とナンバープレートが同じ。廃車にせず、ずっとフォルクスワーゲンが保管していた、ということに)。
ゴルフRは一時期登場が有力視されたものの、ディーゼル不正事件ですっかりその話が消えてしまった悲運のクルマ。
現在のゴルフRは出力310馬力ですが、それでもぼくが「最強」と考えるレベルの運動性能を持っていて、それが420馬力にまで向上すればまさに無敵です。
ゴルフR420は現行世代の「最終記念モデル」に?
420馬力となると718ボクスター/ケイマンGTSの365馬力よりも出力が高く、アウディRS3/TTRSの400馬力をも超えることになりますね。
ゴルフRのプラットフォーム自体はアウディTTやRS3と同じMQBで、エンジンもRS3と同じ5気筒を採用しており、技術的には「問題なく可能」。
一時はかなり具体的な話もあっただけに、今回その計画を再始動したとしても、発売までにさほど手間をかけずにすむかもしれません。
ただ、現行のゴルフ7自体はすでにモデルライフ末期であり、2019年6月からは新型ゴルフ(ゴルフ8)の生産が行われることも決定済み。
さらに新型ゴルフの完成度はゴルフ7登場に驚かされたのと同様に非常に高いと考えられ、軽量化された上にハイブリッドパワートレーンを持ち、加えて新世代ゴルフRは400馬力に達すると見られているため、発売するならば「急がないと」という状態です。
実際に登場するのであれば、現行世代の「最終記念モデル」としてのポジション、そして「ガソリンエンジンのみで走る最後のゴルフR」としての記念モデル的位置づけとなるのかもしれませんね。
なお、わずか数年の間とは言えどもライバルの進化著しく、メルセデス・ベンツAクラスの「AMG版」は420馬力でも追いつかないほどのハイパワーなエンジン、そしてドライブトレーン、機能が与えられることになりそう。
それでは動画を見てみよう
こちらがなぜ今になって、というゴルフR420のニュルブルクリンクにおけるテスト走行動画、「Volkswagen Golf R420 - 5-Cylinder ENGINE SOUNDS On The Nurburgring!」。