| 内外装はもちろん、サスペンションやブレーキまでもアップグレード |
フォルクスワーゲン・ビートル(空冷世代)は水平対向4気筒エンジンを搭載していたということもあり、カスタムシーンにおいてはスバルの「水平対向4気筒(EV20/EJ25)」がスワップされることが多い模様。
今回紹介するビートルもやはりスバルのEJ20を積み込んだものですが、完全に「ドラッグレース仕様」となっています。
インスパイア元は「スピードハンターズ」
そしてこのフォルクスワーゲン・ビートルについてはカーメディア「スピードハンターズ」にインスパイアされたもので、オーナーのアドニス氏が「とにかく速く仕上げたかった」ことから過激なカスタムが施されることに。
なお、アドニス氏はこれ以前にもビートルを所有していたとの語っており、「かなりなビートル好き」だと言えそうですね。
そしてアドニス氏はこの「スピードハンターズ」ビートルを製作するにあたりいくつかのビルダーに助言を求め、プロジェクト始動からここまでにかかった期間は約10年。
「やっぱり水平対向(ボクサーエンジン)には水平対向」という理由でスバルのEJ20が選択されたそうですが、インジェクターを1000cc仕様に容量アップしたりタービンを大型化したりといったチューンが施されることに(出力は不明)。
加えてサスペンションはワンオフにて制作されたコイルオーバー式へと変更され、フロントブレーキはBMW製の容量が大きなものへ。
ホイールはレトロなBBS製ですね(今ではもう見なくなった、4穴でマルチPDC)。
エキゾーストシステムももちろんワンオフ(ステンレス製)。
インテリアも一新されてデジタル式メーターへと変更されるほか、ドリフト用に油圧ハンドブレーキも装備しています。
ステアリングホイールもやはりレトロなディープコーンですね。
さらにはレーシングシートにフルロールケージが装備され、ロールケージはホイールと同じキャンディレッドにペイント済み。
巨大なリアウイングはボルト留めで、大量のエアを要求するようになったエンジンにはサイドウインドウから空気を送ることに(ジンガーDLSみたい)。
それでは動画を見てみよう
こちらがスバル・インプレッサに積まれるEJ20をフォルクスワーゲン・ビートルに突っ込んだ「スピードハンターズ・ビートル」を紹介する動画、「The Subaru-powered Speedhunters Super Beetle」。
ほかにもまだある、フォルクスワーゲン・ビートルのハードカスタム
そしてビートルは比較的価格が安くパーツも豊富、手がけるチューナーも多いということでカスタム市場では大人気。
こちらのビートルはスバルWRX STIのエンジンをスワップしています。
こちらはビートルをミドシップに、さらにトップもチョップして「ロードスター」にカスタムするチューナー。
タミヤのラジコンカー、「バハビートル」をリアルで作ってしまった人たち。
ビートルをベースにしたポルシェ356のレプリカ。
意外と「ありそうでない(ポルシェ356のルーツ、タイプ64はフォルクスワーゲン・タイプⅠをもとに開発されている)」カスタムですね。