
| 新型ゴルフGTI TCRは「ゴルフR寄り」のデザインとなるようだ |
さて、昨日は新型ゴルフGTIのリアビューを捉えた流出画像を紹介しましたが、今回は同じインスタグラマーによる「スペック」のリーク画像。
見たところディーラー向けのカンファレンスにて示された資料のようで、同インスタグラマー氏(@cochespias)はフォルクスワーゲン関係者だと考えて良さそう。
そして今回リークされた画像を見るに、当面のゴルフのラインアップは「ゴルフGTE(245馬力)」「ゴルフGTI(245馬力)」「ゴルフGTI TCR(300馬力)」「ゴルフGTD(200馬力)」「ゴルフR(333馬力)」だと考えられます。
新型ゴルフGTIは「ちょっとだけ」パワーアップ
現行ゴルフGTIはベースグレードで230馬力(4,199,000円~)、ゴルフGTIパフォーマンス(4,789,000円)で245馬力、ゴルフGTI TCR(5,098,000円)で290馬力という公正なので、新型ゴルフGTIはこれらよりも”ちょっとだけ”パワーアップ。
ただしゴルフGTI TCRでは「300馬力の大台」に乗ったことは大きな意味があり、ルノー・メガーヌR.S.トロフィーR(300馬力)、ホンダ・シビック・タイプR(320馬力)に対抗する上でもこれくらいの馬力は必要だと思われます(後にサーキット走行重視モデル、”クラブスポーツ”が追加され、ニュルブルクリンクをアタックする可能性が大)。
なお、ゴルフRの現行モデル(ゴルフ7)は310馬力なので、新型ゴルフR(333馬力)というのは大きな飛躍(ゴルフ7には”ゴルフRパフォーマンス”が限定にて初歌されていたが、出力向上はアナウンスされていなかった)。
実際のところフォルクスワーゲンは、新型ゴルフRについて「現行よりもパワフル」と以前にコメントしており、これを実行したということになりますが、同インタビューでは「ドリフトモード、後輪操舵はない」とも。
アウディ含むフォルクスワーゲングループは以前からドリフトモードに対して否定的な見解を示しており、これについて理解はでき、そして「後輪操舵なし」ということについては、「ゴルフGTIにマイルドハイブリッドを搭載しない」と語ったのと同じ理由で、「もともと軽いクルマなので、複雑なデバイスを積んで重量を増やしたくない」のかもしれません。
加えて、フォルクスワーゲンの価格帯も(後輪操舵を搭載する)同じグループに属するポルシェやランボルギーニ比べて低く、後輪操舵を搭載すると「車両価格に占める後輪操舵デバイスの比率」が高くなってしまい、現実的な価格に設定できなくなるのだろう、とも考えています。
気になるのは新型ゴルフGTIのデザイン
なお、今回リークした画像からは新型ゴルフGTIの外観を推測することは難しく、しかしGTEやGTDと同様のフロントバンパーを持つであろうこともわかります。
ただ、これまでのプロトタイプ、ゴルフ7から判断するに、専用のグリル、フロント~サイド~リアにわたってスカートが装着されることになりそう。
テールパイプは左右二本出し、ホイールの大径化、ルーフスポイラーの大型化、車高ダウンも「定番メニュー」だと考えられます。

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そして画像から判別できるのは、新型ゴルフGTI TCR、新型ゴルフRが共通のフロントを持つように見えること。
そしてこのデザインは「ハの字」、つまりオメガデザインを採用していますが、これは「ランボルギーニ・ウラカン」そっくり。
フォルクスワーゲングループは、グループ間でデザインを統一する傾向があり、これまでにもポルシェ、アウディ、ランボルギーニ、そしてフォルクスワーゲン間で「ハの字」「水平」「リアのナンバープレート取付部が台形」といった共通する意匠を採用していて、これは特段不思議なことではない、と考えています。

VIA: Cochespias thru Motor1