| ただし外観の変更は最小限のようだ |
さて、かっこいいのに売れない車の筆頭、フォルクスワーゲン・アルテオン。
ここ最近、「アルテオンR」「アルテオン・ワゴン」のプロトタイプが目撃されるなどにわかに身辺が騒がしい状態ですが、今回目撃されたのは「フェイスリフト(マイナーチェンジ)版」アルテオンの試作車(アルテオンは2017年登場なので、たしかにもうじきフェイスリフトのタイミングでもある)。
こちらが現行アルテオンですが、これと比較しても変化の度合いが小さく、ヘッドライト内部が「ちょっと変わる」程度で、フロントグリルやロワーグリル形状もほぼ一緒に見えますね(実際にグリル周辺にはカモフラージュがないので、変更がないのかも)。
逆に偽装されているのはフロントバンパー下部左右のエアインテークで、しかしこれもさほど大きな変更ではないのかも。
アルテオンのフェイスリフト内容は極めて小さい?
そしてこちらはフェイスリフト版アルテオンのリアですが、カモフラージュ用のシートが貼られるのはテールランプのみで、しかもその範囲も極小。
よって、アルテオンのフェイスリフトは「前後ランプとフロントバンパーのみ」といった極めて限定的な範囲に収められるのかもしれません。
逆に「一見してわかる」変化は”ARTEON”のエンブレム位置。
これがいままでのサイドからフォルクスワーゲンエンブレムの下、つまりセンターに移動していて、この位置は新型ゴルフと同じ。
つまり、今後のフォルクスワーゲンはモデルネームをこの位置に順次移動させてゆく、と考えて良さそうですね。
そして上述の通りアルテオンにはいくつかバリエーションが追加されることになりそうですが、これらはフェイスリフトのタイミングで発表されると考えるのが妥当かも。
もっとも期待がかかるのはアルテオンRで、こちらはゴルフRに搭載される2リッターターボエンジンを333馬力にまでチューンして搭載するという説、もうひとつは新しく開発された3リッターVR6(狭角)ツインターボにて400馬力を発生させるという説も。
そしてもうひとつの「アルテオン・ワゴン(名称は不明)」についても大きな期待が寄せられており、このスタイリッシュさをもってアウディA4アバント、BMW 3シリーズ・ツーリング、メルセデス・ベンツCクラス・ステーションワゴンの強力な対抗馬となりそう。
現時点ではなかなか存在感を発揮できていないアルテオンですが、フェイスリフト、そして追加バリエーションによってなんとかメインストリームへと乗り出してほしいものですね。
VIA:CARSCOOPS