| ワゴンボディ版は「世界一スタイリッシュなワゴン」となりそうだ |

フォルクスワーゲンが「6月24日に新型アルテオンを発表する」とアナウンスし、一枚のティーザー画像をドロップ。
ここで言う新型とはフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルということになりますが、画像を見るとこれまでの「セダン」に加えて「ワゴン」の姿も確認可能。
そしてセダンとワゴンはそれぞれ別のバンパーデザインが与えられ、デイタイムランニングランプがヘッドライトからグリルまでを貫通するという、新しい発光形状を持つこともわかりますね。
-
-
このクルマ長すぎ!新型VWアルテオン”ワゴン”の試作車が目撃される
| こんなに長く見えるクルマも珍しい | 先日、内部からと思われるリーク画像がネット上に登場して騒然となった「アルテオン・ワゴン」。今回はそのアルテオン・ワゴン(実際の名称は不明)が路上を走る姿が目撃 ...
続きを見る
現段階で新型アルテオンのスペックは不明
なお、フォルクスワーゲンが公開したのは一枚のティーザー画像のみで、その詳細は不明。
おそらくはセダンのフェイスリフトに合わせ、このところ頻繁にプロトタイプが目撃されているワゴンも同時発表されることになりそうですが、気になるのは「アルテオンR」の発表があるかどうか。
新生アルテオン軍団の一斉発表によってインパクトを与える可能性もありそうですが、話題性を継続するという意味では半年ほど期間を開けて発売する可能性もありそうです。
-
-
フォルクスワーゲンはなんとしてもアルテオンを定着させたい!ワゴンに続いて今度は「R」の試作車が目撃に
| アルテオンはフォルクスワーゲンにとって対中重要戦略車 | さて、コロナウイルスに負けず積極的にニューモデルを開発しているフォルクスワーゲン。今回はニュルブルクリンクにてテストを行う「アルテオンR」 ...
続きを見る
フォルクスワーゲンがアルテオンにかける意気込みはハンパない
なお、アルテオンはフォルクスワーゲンにとって数少ない「稼げるクルマ」。
ゴルフやポロといったコンパクトカーは競争が厳しいために利益をとることが難しく、よってプレミアムクラスのセダンやSUVで利益を獲得する必要があるわけですが、USVにおいてはティグアンやトゥアレグといった人気モデルを確立できていて、しかしセダンにおいてはアルテオンが思ったように売れず、その存在感を市場で発揮できないまま。
フォルクスワーゲンは、一定の利益を稼げないモデルは(ビートルですら)バッサリ切るというドライさを見せているものの、なぜかサッパリ売れなかった「フェートン」は14年も売り続けたという経緯も持っています。
これを見るに、フォルクスワーゲンは「プレミアムクラスのセダンを売ってゆきたい」という強い野望を持っていて、いかに売れなくとも「野望が実現するまでは」やり通すという意志の強さも見られますね。

フォルクスワーゲン・アルテオンはこんなクルマ
アルテオンはCCの後継として(フェートン販売終了後の翌年となる)2017年に発売されており、その名称の由来は、本国ドイツにおける製品評価ランクA/B/C/D/Eのうち最高の「A」を頭文字に、「ART」をプラス、そして欧州や中国で販売されるセダン「Phideon」の後ろ半分を組み合わせたもの。
ちなみに「フェートン(Pheaton)」の名称はギリシア神話の太陽神である「ヘーリオス」の息子の名前から。
おそらくこのあたりから車名の最後に「オン」がつくのはVWのプレミアムセダンにおける通例となったのだと思われますが、「A」という最初の文字を使用したところにフォルクスワーゲンの意気込み、そして「ART」というところにやはりVWのデザインに対する想いが伝わってくるように思います。
非常にスタイリッシュなデザインを持ち、高い競争力を持つと思うものの、フォルクスワーゲンというブランドイメージが邪魔をするのか、やはりプレミアムセグメントでは強みを十分に発揮できていないようですね。
今回のフェイスリフトは「モデルライフ中央の化粧直し」ということになりますが、初の派生モデルが投入されるということもあり、大きな起爆剤となることが期待されます。
-
-
「カッコいいのに売れていない」VWアルテオンがそろそろフェイスリフト!ハイパフォーマンス版、ワゴンも追加して攻勢をかける
| ただし外観の変更は最小限のようだ | さて、かっこいいのに売れない車の筆頭、フォルクスワーゲン・アルテオン。ここ最近、「アルテオンR」「アルテオン・ワゴン」のプロトタイプが目撃されるなどにわかに身 ...
続きを見る