| 両方とも各セグメントで「ニュルブルクリンク最速」を誇るクルマ |
アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ、そしてアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオとを直線で対決させた動画が公開に。
ステルヴィオ、ジュリアともにアルファロメオにとっては大きな成功となっており、そして「クアドリフォリオ」はそれぞれのトップレンジ。
アルファロメオの2017年は62%成長。ステルヴィオ、ジュリアが猛烈に売れるも中国市場が伸びず
アルファロメオがサルーン/SUVのニュル王座獲得を記念しジュリア、ステルヴィオに限定モデル追加
両者の違いはボディ形状、駆動方式のみ
両方ともフェラーリ・カリフォルニアTのエンジン(V8)から二気筒を削った2.9リッターV6ツインターボエンジンを持ち(アルファロメオによると新設計とのこと)、出力は510馬力。
トランスミッションは両方とも8速AT、プラットフォームについても両方とも同じ「グリージョ(グリジオ)」を持ち、言うなればこの両者の差異は「セダンかSUVか」といったところ。
ただしこの二者の間にはボディ形状以外にも大きな違いがあり、それは「駆動方式」。
ジュリアは後輪駆動(FR)、ステルヴィオは4WDとなっており、ここがこの動画でも最大の見どころ。
重量についてはジュリアが1710キロ、ステルヴィオでは1830キロありますが、この重量差を駆動方式が跳ね返すことができるか、ということですね。
なおジュリア・クアドリフォリオはニュルブルクリンクにて7:32を記録しポルシェ・パナメーラ・ターボを抜いて「世界最速サルーン」に、ステルヴィオ・クアドリフォリオは7:51というタイムにポルシェ・カイエン・ターボを抑え「ニュルブルクリンク最速SUV」の座に君臨しています。※同じエンジン、シャシーを持っていても重量や重心が変わるとこれだけタイムが違う
それでは動画を見てみよう
こちらがそれぞれのセグメントでの「ニュル最速」同士が加速を競う動画、「Giulia contro Stelvio, la Drag Race del Quadrifoglio Alfa Romeo」。
動画を見ると、出だしはやはり4WD機構を持つステルヴィオのほうが速く、しかし途中からは軽量なジュリアが逆転し、ゴールでは僅差ながらもジュリアがリードすることに。
似たような馬力であれば初速に優れるのは4WD、中間加速に勝るのは駆動方式によらず軽量なクルマである、という定説がみごとに再現された結果となっています。
なお、0-100km/h加速タイムはジュリアが3.958、ステルヴィオが4.081(両方とも公称値は3.9秒)。
ゼロヨン(0-400m)だとジュリアが10.024秒、ステルヴィオは12.326秒という数字。
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